決算サマリー
| 項目 | 2026年8月期 | 2025年8月期 | 前期比 | 次期計画 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 33.35億円 | 31.53億円 | +5.8% | 37.00億円 |
| 営業利益 | 0.50億円 | 0.45億円 | +11.6% | 非開示 |
| 経常利益 | 0.21億円 | 0.52億円 | -59.8% | 非開示 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | -2.89億円 | 0.41億円 | 赤字転落 | 非開示 |
| EPS | -19.61円 | 2.77円 | 赤字転落 | 非開示 |
会社の次期業績計画は売上高のみ開示されています。営業利益などの利益予想がないため、利益の進捗率は算出していません。
セグメント
決算短信では報告セグメント別の売上高・利益は示されていません。会社説明によると、主力の「ちいき新聞」は2026年8月末時点で2県40エリア、週174万部を発行しています。折込広告など「ちいき新聞」以外の媒体売上も前期比18%増となりました。事業別の採算は開示されていないため、全社の営業利益率(約1.5%)を補う情報としては扱えません。
財務とキャッシュフロー
総資産は24.50億円、純資産は7.55億円、自己資本比率は30.7%でした。営業活動によるキャッシュフローは-1.51億円、投資活動は-1.79億円、財務活動は+2.86億円で、期末現金は5.96億円です。営業赤字ではない一方、営業CFはマイナスであり、利益と運転資金の動きを次期も確認する必要があります。
最終赤字の要因
会社は、特定の株主による共同・協調行為への対応に関連する費用などとして2.28億円の特別損失を計上しました。また、投資有価証券評価損0.54億円を計上し、繰延税金資産の全額取崩しなどに伴う法人税等調整額(損)も発生しています。営業利益0.50億円に対し、これらの損失が最終損益を押し下げました。
会社開示の参考値では、特別損失2.28億円と先行投資費用0.65億円を除いた調整後営業利益は1.14億円、調整後経常利益は0.87億円、調整後純利益は0.04億円です。これは会社独自の調整値であり、会計基準上の実績と区別して見る必要があります。
来期見通し
2027年8月期の売上高計画は37.00億円です。利益予想は開示されていません。2027年8月期から連結決算へ移行する予定も示されており、前年との比較では連結範囲の違いに注意が必要です。次回は売上計画の進捗に加え、営業利益率と営業CFがプラスに定着するかを確認したいところです。
総合判断
増収と営業増益は確認できましたが、営業利益率は約1.5%にとどまり、経常減益、最終赤字、営業CFのマイナスが残りました。特別損失の反動だけで業績が回復したと判断せず、次期の売上計画が利益と資金創出に結び付くかを見極める局面です。
出典
- 2026年8月期決算短信〔日本基準〕(非連結)、地域新聞社、2026年10月13日
- 特別損失及び法人税等調整額(損)の計上に関するお知らせ、地域新聞社、2026年10月13日
- 業績の前期実績値との差異に関するお知らせ、地域新聞社、2026年10月13日