決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 110.22億円 | 105.05億円 | +4.9% | 228.50億円 | 48.2% |
| 営業利益 | 5.77億円 | 3.60億円 | +60.1% | 12億円 | 48.1% |
| 経常利益 | 6.63億円 | 3.79億円 | +74.8% | 11.75億円 | 56.4% |
| 純利益 | 4.94億円 | 1.97億円 | +150.6% | 7.20億円 | 68.6% |
| EPS | 16.99円 | 6.87円 | +147.3% | 25.02円 | 67.8% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +147.3% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は未開示、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
営業利益の変化
営業利益は5.77億円で、前年同期比は+60.1%です。増益は採算改善を示唆しますが、継続性はセグメント別要因と費用面のコスト構造を踏まえて確認する必要があります。
売上規模の確認
売上高は110.22億円、前年比は+4.9%です。売上が伸びている場合でも、利益率とキャッシュ創出が伴っているかを合わせて見る必要があります。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は59.3%、純資産は120.78億円です。財務安全性を判断する際は、利益水準だけでなく資本の厚みと現金性も確認します。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは7.27億円です。利益が出ていても運転資金や投資負担でキャッシュ創出が弱い場合、本業の持続力を慎重に見る必要があります。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期見通しは売上高228.50億円、営業利益12億円です。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗の変化には注意が必要です。
市場評価の変動可能性
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。決算数値が改善しても、事前期待との差によって市場反応は変わる可能性があります。
財務安全性
財務安全性では、総資産202.69億円、純資産120.78億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率59.3%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF7.27億円、投資CF-58.31億円、財務CF-85.07億円、現金及び現金同等物の期末残高459.54億円です。
業界動向との関連
業界全体との比較には、同業他社の同時期決算や市場統計の確認が必要です。今回の記事では対象企業の決算短信を主資料とし、業界平均との差やシェア変化は断定せず、売上・営業利益・会社予想を中心に整理します。
株価への示唆
中立評価が適当です。売上と利益の回復は評価される一方で、営業CFの質と予想修正リスクの評価が株価の上振れ持続に影響します。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高110.22億円(+4.9%)、営業利益5.77億円(+60.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益4.94億円(+150.6%)という内容でした。営業利益と純利益の方向が同方向である点は追跡しやすい一方で、セグメント別要因の寄与と再投資姿勢のバランスを確認する必要があります。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上高228.50億円、営業利益12億円、経常利益11.75億円、純利益7.20億円、EPS25.02円が示されています。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。増収増益計画であっても、販売数量、為替、コスト、投資負担が変われば達成難易度は変わります。
総合判断
総合判断は中立である。判断の根拠は、売上高110.22億円、営業利益5.77億円、純利益4.94億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年10月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」(連結)、アイケイケイ、開示日: 2026-06-11