決算サマリー

項目当期前期変化
主要投資資産40.89億円39.96億円+2.3%
現金・預金・その他-0.18億円-0.45億円増加
純資産40.70億円39.50億円+3.0%
発行済口数4,567千口4,843千口-5.7%
100口当たり基準価額89,122円81,574円+9.3%
10口当たり分配金43円95円-54.7%

定量評価

MXSダウはダウ・ジョーンズ工業株価平均(円換算ベース)に連動する株式ETFである。純資産は40.70億円、発行済口数は4,567千口、100口当たり基準価額は89,122円だった。期中は設定3,660千口に対して解約3,936千口が上回り、資金流出超である。

ポジティブ要因

純資産の変化

純資産は40.70億円で、前期の39.50億円から3.0%増加した。基準価額上昇が純資産を支えた形で、口数増加を伴う拡大ではない。

口数と需給

期末の発行済口数は4,567千口で、前期末比5.7%減少した。期中は設定3,660千口に対して解約3,936千口が上回り、ETF需給としてはやや弱い。

基準価額と分配金

100口当たり基準価額は89,122円で、前期の81,574円から9.3%上昇した。10口当たり分配金は43円で、前期の95円から低下した。

リスク要因

連動対象の価格変動

ダウ・ジョーンズ工業株価平均(円換算ベース)の値動きがそのまま基準価額へ反映されやすい構造である。指数が逆風の期間では、純資産と分配金の見え方も一段と弱くなる。

円換算ベースの為替影響

本ETFは円換算ベースでダウ平均に連動するため、米国株指数の値動きだけでなく為替も基準価額に影響する。円高局面では、指数が底堅くても円換算のリターンが鈍る可能性がある。

資金流出入の偏り

主要投資資産は40.89億円、現金・預金・その他はマイナス0.18億円である。解約超が続くと、純資産の縮小と流動性低下が同時に起きやすくなる。

財務安全性

ETFでは事業会社の自己資本比率よりも、総資産40.94億円、負債0.23億円、純資産40.70億円のバランスを優先して見る。純資産規模と発行済口数の推移が、継続性と流動性を判断する基礎になる。

業界動向との関連

株式ETFでは、指数そのものの値動きだけでなく資金流入出の向きが純資産の伸びを左右する。同種ETFとの比較では、純資産の増減だけでなく発行済口数、売買代金、分配金の安定性も重要である。

株価への示唆

ETFでは企業の株価というより、市場価格が基準価額に対してどの程度安定しているかを見る局面である。今回は基準価額が上昇した一方で発行済口数は減ったため、米国株への価格評価とETFへの資金需要を分けて読む必要がある。

今期の総括

今期は純資産40.70億円、発行済口数4,567千口、100口当たり基準価額89,122円を確認する決算だった。基準価額は上がったが、口数は減った。この組み合わせは、価格上昇ほど投資家資金が乗っていないことを示している。

来期見通し

ETFのため事業会社の会社予想はない。次回は、連動対象指数の方向、円換算ベースの為替影響、純資産残高、発行済口数、分配金水準の変化を継続確認する。

総合判断

総合判断は中立である。判断の軸は、純資産40.70億円、発行済口数4,567千口、100口当たり基準価額89,122円、そして期中の設定3,660千口と解約3,936千口のバランスである。基準価額は強いが、解約超が残るため、需給面ではまだ慎重に見る段階である。

出典

本記事は、対象ETFが開示した決算短信を基に作成している。

  • 三菱UFJアセットマネジメント株式会社「MAXIS NYダウ上場投信 決算短信(2026年5月期)」、開示日: 2026-06-30