決算サマリー

項目当期前期変化
主要投資資産129.62億円41.03億円+215.9%
現金・預金・その他-0.02億円-0.99億円増加
純資産129.60億円40.04億円+223.7%
発行済口数19,866千口6,487千口+206.2%
100口当たり基準価額65,237円61,724円+5.7%
10口当たり分配金22円44円-50.0%

定量評価

MXSダウヘ有はダウ・ジョーンズ工業株価平均(TTM、円建て、円ヘッジ)に連動する株式ETFである。純資産は129.60億円、発行済口数は19,866千口、100口当たり基準価額は65,237円だった。期中は設定34,114千口が解約20,735千口を上回り、資金流入超である。

ポジティブ要因

純資産の変化

純資産は129.60億円で、前期の40.04億円から223.7%増加した。基準価額上昇だけでは説明しきれず、口数増加を伴う資金流入が純資産を押し上げている。

口数と需給

期末の発行済口数は19,866千口で、前期末比206.2%増加した。期中は設定34,114千口が解約20,735千口を上回り、ヘッジ付き米国株ETFへの需要が強く出た。

基準価額と分配金

100口当たり基準価額は65,237円で、前期の61,724円から5.7%上昇した。10口当たり分配金は22円で、前期の44円から低下した。

リスク要因

連動対象の価格変動

ダウ・ジョーンズ工業株価平均(TTM、円建て、円ヘッジ)の値動きがそのまま基準価額へ反映されやすい構造である。指数が逆風の期間では、純資産と分配金の見え方も一段と弱くなる。

為替ヘッジ・コスト要因

為替ヘッジ型の商品では、為替ヘッジコストや日米金利差がパフォーマンスを圧迫する局面がある。指数が上昇しても、ヘッジコストが重い局面では非ヘッジ型との差が開く可能性がある。

資金流出入の偏り

主要投資資産は129.62億円、現金・預金・その他はマイナス0.02億円である。今回は設定超だが、短期間で口数が急増したETFは、相場が逆回転した時に解約も大きくなりやすい。

財務安全性

ETFでは事業会社の自己資本比率よりも、総資産130.15億円、負債0.54億円、純資産129.60億円のバランスを優先して見る。純資産規模は前期から大きく拡大しており、継続性と流動性の見え方は改善した。

業界動向との関連

株式ETFでは、指数そのものの値動きだけでなく資金流入出の向きが純資産の伸びを左右する。同種ETFとの比較では、純資産の増減だけでなく発行済口数、売買代金、為替ヘッジコスト、分配金の安定性も重要である。

株価への示唆

ETFでは企業の株価というより、市場価格が基準価額に対してどの程度安定しているかを見る局面である。今回は純資産と発行済口数が同時に増えており、需給面では追い風が出ている。ただし、ヘッジコストを含む実質リターンを確認せずに、純資産増だけで判断するのは早い。

今期の総括

今期は純資産129.60億円、発行済口数19,866千口、100口当たり基準価額65,237円を確認する決算だった。基準価額が上がり、口数も大きく増えた。ヘッジ付き米国株ETFとしては、投資家資金の入り方がはっきり出た期である。

来期見通し

ETFのため事業会社の会社予想はない。次回は、連動対象指数の方向、為替ヘッジコスト、純資産残高、発行済口数、分配金水準の変化を継続確認する。

総合判断

総合判断は強気である。判断の軸は、純資産129.60億円、発行済口数19,866千口、100口当たり基準価額65,237円、そして期中の設定34,114千口と解約20,735千口のバランスである。需給面は強いが、次回もヘッジコストと口数の持続性を同じ目線で追いかけたい。

出典

本記事は、対象ETFが開示した決算短信を基に作成している。

  • 三菱UFJアセットマネジメント株式会社「MAXIS NYダウ上場投信(為替ヘッジあり) 決算短信(2026年5月期)」、開示日: 2026-06-30