決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 628.19億円 | 590.69億円 | +6.3% | 1250億円 | 50.3% |
| 営業利益 | 20.37億円 | 29.34億円 | -30.6% | 45億円 | 45.3% |
| 経常利益 | 21.82億円 | 30.20億円 | -27.8% | 47億円 | 46.4% |
| 純利益 | 10.41億円 | 12.25億円 | -15% | 23億円 | 45.3% |
| EPS | 37.2円 | 39.83円 | -6.6% | 82.11円 | 45.3% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | -6.6% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は3.2%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
営業利益の変化
営業利益は20.37億円、前年比は-30.6%です。増益そのものより、営業利益率3.2%が次の四半期でも保てるかが見られます。
売上規模の確認
売上高は628.19億円、前年比は+6.3%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は50.4%、純資産は332.97億円です。ここが薄い会社では、赤字の大小よりも赤字が何四半期続けられるかを市場は見ます。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは0.61億円です。会計上の利益と資金収支を分けて確認します。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期予想は売上高1250億円、営業利益45億円です。計画を見る時は、売上前提よりも営業利益率の前提を先に疑います。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗のどれかが崩れると、利益の薄い会社ほどすぐ数字に出ます。
市場評価の変動可能性
株価の反応を判断するには、発表時点の価格、出来高、市場予想との比較が必要です。
財務安全性
財務安全性では、総資産596.84億円、純資産332.97億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率50.4%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF0.61億円、投資CF-14.47億円、財務CF9.12億円、現金及び現金同等物の期末残高109.33億円です。
業界動向との関連
同業他社との同期間の数値比較は行っていません。同社の売上・利益の変化と、開示された事業別の状況を確認します。
株価への示唆
営業利益率と営業キャッシュ・フローを確認します。株価への影響は、発表時点の市場データとの照合が必要です。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高628.19億円(+6.3%)、営業利益20.37億円(-30.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益10.41億円(-15%)という内容でした。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。本業の収益力とは異なる要因が混じると、株価の評価は長続きしません。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上高1250億円、営業利益45億円、経常利益47億円、純利益23億円、EPS82.11円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。
総合判断
総合判断は中立。判断の根拠は、売上高628.19億円、営業利益20.37億円、純利益10.41億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「平成23年2月期 第2四半期決算短信[日本基準](連結)」、エスフーズ株式会社、開示日: 2010-10-12