決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社通期予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | 198,978百万円 | 178,375百万円 | +11.6% | 419,000百万円 | 47.5% |
| 営業利益 | 23,209百万円 | 18,272百万円 | +27.0% | 49,000百万円 | 47.4% |
| 税引前利益 | 23,728百万円 | 18,848百万円 | +25.9% | 49,800百万円 | 47.6% |
| 親会社帰属純利益 | 14,857百万円 | 12,007百万円 | +23.7% | 32,400百万円 | 45.9% |
| EPS | 81.19円 | 65.62円 | +23.7% | 177.06円 | 45.9% |
対象は2026-04-01〜2026-09-30の連結累計。会社予想は2027年3月期通期であり、進捗率は単純計算。季節性や費用計上時期を含む達成確率ではない。金額・増減率は短信の表示に合わせており、丸め前の数値で計算した増減率と表示金額からの再計算には差がある。
セグメント
| 事業・分類 | 当期売上収益(百万円) | 前年同期売上収益(百万円) | 構成比 | 利益非開示(百万円) |
|---|---|---|---|---|
| ビジネスソリューション | 143,404 | 135,072 | 72.1% | 非開示 |
| コンサルティング&デジタルサービス | 55,574 | 43,302 | 27.9% | 非開示 |
分野別利益は非開示。単一の報告セグメント内のサービス分野別売上収益であり、各分野に全社利益を配分しない。
定量評価
| 指標 | 確認結果 |
|---|---|
| 営業利益率 | 11.7%(累計実績から計算) |
| ROIC | 投下資本の定義と平均残高をそろえた算定を行っていないため評価を保留 |
| PER推移 | 発表時点の株価・過去比較を検証していないため評価を保留 |
増収が営業増益に結びついた点を評価する。一方、現金同等物には日本製鉄のCMSへの預入1,144.51億円が含まれる。資金の額だけでなく保管先と利用条件も財務の確認点になる。
ポジティブ要因
売上収益は11.6%増、営業利益は27.0%増と、利益の伸びが売上を上回った。会社はビジネスソリューションとコンサルティング&デジタルサービスの需要に加え、前年7月のインフォコム連結効果、売上総利益率の改善を説明している。
リスク要因
増収には連結範囲の変化が含まれるため、既存事業の成長率と同じには扱えない。中期計画に沿った投資で販管費も増加しており、人材投資や案件採算の変化が利益率に響く。
財務安全性
期末の総資産4338.50億円、純資産2956.59億円、親会社所有者帰属持分比率65.9%である。キャッシュ・フローは営業CF312.35億円、投資CF-0.50億円、財務CF-126.32億円、現金及び現金同等物の期末残高1273.68億円である。
資産・資本は期末残高、CFは当期累計の資金収支である。利益と資金回収の時期差を踏まえて読む。
業界動向との関連
企業のシステム刷新需要を取り込む一方、顧客の投資選別と開発人材の確保が案件採算を左右する。AI関連の提携や新サービスの発表だけで、利益貢献額まで見込まない。
株価への示唆
今回の焦点は「増収と粗利率改善で営業利益27.0%増」である。公表後の株価・出来高や市場予想との比較は本記事では扱わない。開示から確認できる事業別の採算と、通期予想に必要な利益の積み上げを判断材料とする。
今期の総括
売上収益198,978百万円、営業利益23,209百万円が今回の累計実績となった。増収が営業増益に結びついた点を評価する。一方、現金同等物には日本製鉄のCMSへの預入1,144.51億円が含まれる。資金の額だけでなく保管先と利用条件も財務の確認点になる。
来期見通し
通期予想は売上収益4,190億円、営業利益490億円。中間期の単純進捗は営業利益で47.4%となる。受注の売上計上時期と下期の投資負担を合わせて判断する。
ここで扱う会社予想は現在進行中の2027年3月期通期である。翌年度について独自の数値予想は置かない。
総合判断
今回の開示に対する判断は中立とする。増収には連結範囲の変化が含まれるため、既存事業の成長率と同じには扱えない。利益の持続性と資金回収、会社予想の前提がそろうかを追う。株価水準を踏まえた売買判断とは区別する。
関連ページ
出典
- 日鉄ソリューションズ「2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)」(2026年11月2日)、公式IR・決算資料