1. 投資判断サマリー
バレッグスは、東京城南エリアを中心に賃貸、開発、建築を一体展開するTOKYO PRO Market上場企業です。2026年9月期中間期は開発事業が伸びて24.6%増収となりましたが、賃貸と建築の採算低下で営業利益は7.4%減。財務は改善しており、下期に利益率を戻せるかが判断の分かれ目です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 更新日 | 2026年8月1日 |
| 総合評価 | ★★★☆☆(中立) |
| 一言サマリー | 開発事業は好調。賃貸・建築の利益率回復を待つ局面。 |
2. 投資評価(星評価・レーダーチャート)
| 評価軸 | 星評価 | コメント |
|---|---|---|
| 成長性 | ★★★★☆ | 中間期売上は24.6%増、通期も21.5%増収計画。 |
| 収益性 | ★★★☆☆ | 営業利益率は前年同期の15.1%から11.2%へ低下。 |
| 財務 | ★★★☆☆ | 自己資本比率は32.1%へ改善したが、不動産在庫と借入の管理が必要。 |
| 配当 | ★★★☆☆ | 年間33円予想を維持。予想配当性向は22.2%。 |
| 安定性 | ★★☆☆☆ | 物件売却時期と不動産市況で業績が振れやすい。 |
3. 最新決算サマリー
| 項目 | 2026年9月期中間 | 前年同期 | 増減率 | 通期計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 22.71億円 | 18.23億円 | +24.6% | 42.08億円 | 54.0% |
| 営業利益 | 2.55億円 | 2.76億円 | -7.4% | 4.00億円 | 63.7% |
| 経常利益 | 2.56億円 | 2.68億円 | -4.2% | 3.60億円 | 71.1% |
| 中間純利益 | 1.68億円 | 1.74億円 | -3.1% | 2.37億円 | 70.9% |
開発事業は68.0%増収、28.7%増益でした。一方、不動産賃貸の利益は21.6%減、建築は12.3%減となり、増収分を全社増益へつなげられていません。
4. 今回の決算で注目するポイント
| 確認点 | 今回の状況 | 次に見る数字 |
|---|---|---|
| 開発事業 | 売上8.88億円、利益1.81億円 | 下期の物件売却件数と在庫回転 |
| 賃貸事業 | 増収ながら21.6%減益 | 繁忙期後の仲介件数と利益率 |
| 建築事業 | 12.2%増収、12.3%減益 | 資材・外注費の価格転嫁 |
| 財務 | 自己資本比率32.1%、営業CF2.11億円 | 借入金と販売用不動産のバランス |
| 株主還元 | 年間33円予想を据え置き | 通期利益と営業CFによる裏付け |
5. 投資判断のポイント
成長の中心は不動産開発です。開発事業の売上構成比は中間期に39.1%まで上がり、賃貸の33.0%を上回りました。収益機会が広がる一方、物件の取得・売却時期で業績の振れも大きくなります。
財務面では自己資本比率が前期末の27.6%から32.1%へ改善し、営業CFを確保しながら借入金を返済しました。今後は、開発投資を再拡大してもこの改善傾向を維持できるかが重要です。
6. リスク要因
| リスク | 内容 |
|---|---|
| 不動産市況 | 金利上昇や住宅ローン需要の低下が仲介・開発へ影響する。 |
| 物件売却の時期 | 引き渡しのずれで四半期業績と営業CFが大きく動く。 |
| 建築原価 | 資材費、人件費、外注費の上昇で増収でも減益になり得る。 |
| 事業集中 | 東京城南エリアの不動産需要への依存度が高い。 |
| 流動性 | TOKYO PRO Market銘柄で、株式売買の流動性が限られる。 |
7. 総合評価
総合評価は★★★☆☆(中立)です。24.6%増収、開発事業の伸長、自己資本比率の改善はプラス材料です。一方、賃貸と建築が減益となり、営業利益率は3.9ポイント低下しました。通期営業利益4.00億円の達成だけでなく、主力事業の採算回復と営業CFの持続を確認したい局面です。
出典
Peer Comparison
不動産業の銘柄一覧
不動産業・関連業界の比較銘柄
バレッグス(239A)と同じ業種の銘柄です。株価・企業分析や配当情報を比較できます。