決算サマリー
| 項目 | 当期 | 前期 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 主要投資資産 | 4161.79億円 | 3165.69億円 | +31.5% |
| 現金・預金・その他(総資産-主要投資資産) | 102.45億円 | 124.87億円 | -18.0% |
| 純資産 | 4217.44億円 | 3249.06億円 | +29.8% |
| 発行済口数 | 98,275千口 | 83,371千口 | +17.9% |
| 100口当たり基準価額 | 429,144円 | 389,710円 | +10.1% |
| 1口当たり分配金 | 39.4円 | 31.5円 | +25.1% |
セグメント
ETFには事業会社の報告セグメントという概念は適用されません。当期末の資産構成は、主要投資資産4161.79億円、現金・預金・その他(総資産-主要投資資産)102.45億円であり、個別銘柄や用途別の運用損益は決算短信で開示されていません。
財務安全性
ETFでは事業会社の自己資本比率よりも、総資産4264.24億円、負債46.79億円、純資産4217.44億円のバランスを優先して見ます。純資産の厚みと売買口数の推移が、継続性と流動性を判断する基礎になります。
定量評価
NZAM TPXは配当込み TOPIXに連動する株式ETFです。純資産は4217.44億円、発行済口数は98,275千口、100口当たり基準価額は429,144円でした。期中は設定20,303千口が解約5,399千口を上回り、資金流入超でした。
ポジティブ要因
純資産の変化
純資産は4217.44億円で、前期の3249.06億円から+29.8%でした。増加分には基準価額の変動と設定・解約の双方が影響するため、発行済口数の動きと切り分けて確認する必要があります。
口数と需給
期末の発行済口数は98,275千口で、前期末比+17.9%でした。期中は設定20,303千口が解約5,399千口を上回り、資金流入超でした。
基準価額と分配金
100口当たり基準価額は429,144円で、前期の389,710円から+10.1%でした。1口当たり分配金は39.4円です。
リスク要因
連動対象の価格変動
配当込み TOPIXの値動きがそのまま基準価額へ反映されやすい構造です。指数が逆風の期間では、純資産と分配金の見え方も一段と弱くなります。
連動乖離・運用コスト
信託報酬などの運用コスト、構成銘柄の入れ替え、配当・税金の処理により、基準価額の騰落率が連動対象指数と完全には一致しない場合があります。
資金流出入の偏り
主要投資資産は4161.79億円、現金・預金・その他(総資産-主要投資資産)は102.45億円です。解約超が続くと、純資産の縮小と流動性低下が同時に起きやすくなります。
業界動向との関連
株式ETFでは、指数そのものの値動きだけでなく資金流入出の向きが純資産の伸びを左右する。 同種ETFとの比較では、純資産の増減、発行済口数、分配金の安定性を確認対象とする。
株価への示唆
ETFでは企業の株価というより、市場価格が基準価額に対してどの程度安定しているかを見る局面です。純資産と口数が同時に増える局面は需給面で追い風になりやすく、逆に解約超が続くと値動きは重くなりやすいです。
今期の総括
今期は純資産4217.44億円、発行済口数98,275千口、100口当たり基準価額429,144円を確認する決算でした。指数の動きだけでなく、資金流入出がどちらに傾いたかを見ておきたい内容です。
来期見通し
ETFのため事業会社の会社予想はありません。次回は、連動対象指数の方向、指数との連動乖離、純資産残高、発行済口数、分配金水準の変化を継続確認します。
総合判断
総合判断は強気。判断の軸は、純資産4217.44億円、発行済口数98,275千口、100口当たり基準価額429,144円、そして期中の設定20,303千口と解約5,399千口のバランスです。ETFは資金流入出が数字に出やすいため、次回開示でも同じ指標を追いかけます。
出典
本記事は、対象ETFが開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年8月期 決算短信(2026年2月16日~2026年8月15日)」、NZAM TPX、開示日: 2026-09-18