iFreeETF 中国グレーターベイエリア・イノベーション100(GBA100) / 2027年2月期中間 基準価額は横ばい、口数は大幅減 純資産 5.96億円 前期末比 -83.5% 1口NAV 3,696.0円 前期末比 +0.9% 発行済口数 16.2万口 前期末比 -83.7% 需確認:設定5万口に対し交換87.5万口 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期前期変化
主要投資資産5.93億円36.07億円-83.6%
現金・預金・その他(総資産-主要投資資産)0.06億円0.08億円-25.0%
純資産5.96億円36.13億円-83.5%
発行済口数161千口986千口-83.7%
1口当たり基準価額3,696円3,663円+0.9%
分配金中間期の支払なし直近実績は2026年2月期0円/口8月は分配決算月ではない

セグメント

ETFには事業会社の報告セグメントという概念は適用されません。当期末の資産構成は、主要投資資産5.93億円、現金・預金・その他(総資産-主要投資資産)0.06億円であり、個別銘柄や用途別の運用損益は決算短信で開示されていません。

財務安全性

ETFでは事業会社の自己資本比率よりも、総資産5.99億円、負債0.02億円、純資産5.96億円のバランスを優先して見ます。純資産の厚みと売買口数の推移が、継続性と流動性を判断する基礎になります。

定量評価

iFreeETF 中国グレーターベイエリア・イノベーション100(GBA100)はGBAイノベーション100インデックス(配当込み)に連動する投資信託証券ETFです。純資産は5.96億円、発行済口数は161千口、1口当たり基準価額は3,696円でした。期中は設定50千口に対して解約875千口が上回り、資金流出超でした。

ポジティブ要因

基準価額は前期末を維持

中間期末の基準価額は1口3,696.0円で、2026年2月期末の3,663.1円から0.9%上昇した。純資産減少の大きさだけでは保有資産の価格変化を説明できず、口数流出との切り分けが欠かせない。

指数は広域の100銘柄で構成

連動対象は香港・マカオ・中国広東省の企業を含むGBAイノベーション100インデックス。単一銘柄ではなく100銘柄の値動きを反映する商品である。

数値から資金移動を把握できる

設定は5万口、交換は87万5,000口と開示された。純資産の変化を設定・交換と基準価額に分けて確認できるため、次回も資金フローを追いやすい。

リスク要因

期中の口数流出が極めて大きい

期中の交換87万5,000口に対して設定は5万口で、差し引き82万5,000口の減少。発行済口数は98万6,506口から16万1,506口へ83.7%減った。純資産も5.96億円まで縮み、解約が続けば売買の厚みや運用継続性への懸念が強まり得る。

地域・通貨への集中

香港、マカオ、中国広東省の企業を対象にする指数であり、中国圏の景気、規制、地政学要因に影響される。円換算指数のため為替の変動も基準価額に加わる。

分配金は年1回

分配決算日は毎年2月10日で、直近の2026年2月期実績は1口0円。8月の中間期に分配決算日はなく、今期中の受取分配金を前期と比較する内容ではない。

業界動向との関連

GBA100は中国広東省と香港・マカオを含む広域の株式指数で、上海科創板に絞る2628とは投資地域の切り口が異なる。中間期の基準価額はほぼ横ばいだったが、発行済口数は8割以上減少した。地域株式の値動きだけでなく、ファンドへの資金流入出を別軸で追う必要がある。

株価への示唆

市場価格の評価では、GBA100の円換算基準価額に加えて、売買スプレッドと流動性を確認したい。中間期末の純資産は5.96億円、発行済口数は16万1,506口まで縮小した。0.9%の基準価額上昇だけを材料にせず、次の決算で交換超過が止まるかを見る局面である。

今期の総括

2027年2月期中間期は純資産5.96億円、発行済口数16万1,506口、基準価額3,696.0円となった。基準価額は小幅上昇したものの、交換超過82万5,000口で純資産は83.5%減。ファンドの規模縮小が際立つ。

来期見通し

ETFのため企業業績予想はない。次回はGBA100インデックスの動き、設定・交換実績、期末純資産を確認する。とりわけ交換超過が一時的か続くのかが、基準価額とは別に見るべき点となる。分配決算日は年1回の2月である。

総合判断

総合判断は中立。基準価額は0.9%上がり、連動対象の価格は大きく崩れていない。一方、交換超過82万5,000口で純資産は83.5%減った。ファンド規模の小ささと売買条件を踏まえ、資金流出の沈静化が確認できるまでは慎重な見方が妥当だ。

出典