決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業収益 | 1299.29億円 | 1222.16億円 | +6.3% | 2572.7億円 | 50.5% |
| 営業利益 | 98.49億円 | 87.06億円 | +13.1% | 175.27億円 | 56.2% |
| 経常利益 | 102.19億円 | 91.06億円 | +12.2% | 179.75億円 | 56.9% |
| 純利益 | 64.14億円 | 58.74億円 | +9.2% | 110.25億円 | 58.2% |
| EPS | 105.44円 | 94.99円 | +11.0% | 178.27円 | 59.1% |
純利益は親会社株主に帰属する利益です。進捗率は当期累計と同じ年度の通期計画との単純比較で、季節性は調整していません。増減率は原資料の率を使用し、百万円未満切り捨ての表示額だけで再計算すると差が出る場合があります。
7月7日の第1四半期短信との差額から、6~8月単独の営業収益は66,160百万円、営業利益は5,205百万円です。3~5月の63,769百万円・4,644百万円に対し、営業収益は3.8%増、営業利益は12.1%増。季節性を含む前四半期比較で、通期上振れを直接示す数字ではありません。
セグメント
会社は食品販売の強化や既存店改装を説明していますが、商品部門ごとの増益寄与は示していません。9月に創設した食品プライベートブランドは中間期終了後の取り組みであり、今回の3~8月実績へ寄与したとは扱いません。
この中間期短信には、セグメント別・商品別の売上や利益の表は掲載されていません。営業収益129,929百万円は売上高119,330百万円と営業収入10,599百万円の合計であり、食品・衣料・外食等へ推定配分していません。
財務安全性
総資産は1977.43億円、純資産は1516.93億円、自己資本比率は74.6%です。営業CFは前年の23,356百万円流入から1,237百万円流出へ変わりました。仕入債務減少5,730百万円等が影響しています。有形固定資産取得の支出13,323百万円、自己株式取得支出7,805百万円、配当支出もあり、現金同等物は79,534百万円から48,640百万円へ減少しました。流動資産と流動負債の表示額から計算した流動比率は214.3%です。
| CF・資金 | 当期(百万円) |
|---|---|
| 営業CF | -1,237 |
| 投資CF | -13,278 |
| 財務CF | -16,377 |
| 現金及び現金同等物 | 48,640 |
定量評価
営業利益率は7.58%、前年同期は7.12%です。EPSは105.44円で、前年同期94.99円に対し+11.0%。これらは累計期間の指標で、年率換算ROE・ROICや株価を使ったPERとは異なります。
通期営業利益計画への進捗率は56.2%です。営業利益98.49億円は通期計画の56.2%に達しましたが、上方修正はありません。下期の投資効果と資金回収が進む場合は計画の裏付けが増します。進捗率だけで上振れを断定しないことが大切です。
ポジティブ要因
営業利益の伸び13.1%は営業収益の伸び6.3%を上回りました。営業利益率は約7.6%で、前年の約7.1%から改善。店舗改装や食品販売の強化を進める中で、全社の採算改善が確認できます。
リスク要因
中間増益と営業CF流出は別の動きです。投資CF132.78億円、財務CF163.77億円の流出もあり、現金の減少をすべて本業悪化と説明することはできません。設備投資が今後の収益をどれだけ増やすか、配当・自己株式取得後の資金余力も見ておく必要があります。
業界動向との関連
沖縄の総合小売では食品需要と観光需要、店舗改装費用を分けて確認します。同社は台風接近による観光客数への影響も説明しましたが、今回の営業利益は増加。外部環境だけでなく店舗運営の採算が判断材料になります。
株価への示唆
営業利益98.49億円は通期計画の56.2%に達しましたが、上方修正はありません。下期の投資効果と資金回収が進む場合は計画の裏付けが増します。進捗率だけで上振れを断定しないことが大切です。 株価水準との比較は別に必要で、今回の利益だけから割安・割高や目標株価は示しません。
今期の総括
営業13.1%増、営業CFと設備投資を確認。会社は食品販売の強化や既存店改装を説明していますが、商品部門ごとの増益寄与は示していません。9月に創設した食品プライベートブランドは中間期終了後の取り組みであり、今回の3~8月実績へ寄与したとは扱いません。
来期見通し
ここでは現在の年度の通期計画を確認します。営業収益2572.7億円、営業利益175.27億円、経常利益179.75億円、純利益110.25億円、EPS178.27円です。いずれも今回の開示で修正はありません。年間配当予想110円(中間実績0円・期末予想110円)、予想の変更なし。前期実績125円より15円少ない計画です。
総合判断
総合判断は中立です。営業利益98.49億円は通期計画の56.2%に達しましたが、上方修正はありません。下期の投資効果と資金回収が進む場合は計画の裏付けが増します。進捗率だけで上振れを断定しないことが大切です。 決算の確認点を整理した評価で、売買の推奨ではありません。
出典
- サンエー 公式決算資料:2027年2月期中間決算短信〔日本基準・連結〕、2026年10月6日公表。
- サンエー、2026年7月7日公表の2027年2月期第1四半期決算短信。単独四半期の計算に使用。