テンポスHD 2751 2027年4月期第1四半期決算 売上高140.92億円(+17.6%) 営業利益: 4.27億円 売上高: 140.92億円 リスク: 人件費・労務費 受注採算・案件進捗 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高140.92億円119.78億円+17.6%650.90億円21.7%
営業利益4.27億円7.15億円-40.2%42.60億円10.0%
経常利益4.51億円7.74億円-41.7%44.10億円10.2%
純利益3.45億円4.96億円-30.5%27.30億円12.6%
EPS27.84円41.3円-32.6%226.28円12.3%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

セグメントセグメント売上高前年同期増減率セグメント利益・損失
外食関連物販事業73.28億円72.45億円+1.1%4.95億円
情報・サービス事業11.30億円10.22億円+10.5%-0.50億円
飲食事業60.37億円41.45億円+45.7%0.12億円
セグメント計144.96億円124.13億円+16.8%4.57億円

飲食事業と情報・サービス事業の増収がセグメント売上高を押し上げたが、利益は外食関連物販事業を含めて前年を下回った。セグメント計は内部取引消去後の連結売上高14,092百万円と一致せず、連結損益計算書の売上高14,097百万円との差もあるため、表の数値を単純に連結実績と同一視しない。セグメント利益計4.57億円から調整額0.29億円を差し引き、連結営業利益は4.27億円となる。

財務安全性

財務安全性では、総資産323.89億円、純資産202.23億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率56.4%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率-32.6%当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は3%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

営業利益の変化

営業利益は4.27億円、前年比は-40.2%です。増益そのものより、営業利益率3%が次の四半期でも保てるかが見られます。

売上規模の確認

売上高は140.92億円、前年比は+17.6%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は56.4%、純資産は202.23億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

販売数量・コスト前提の変動

次期または通期予想は売上高650.90億円、営業利益42.60億円です。計画を見る時は、売上前提よりも営業利益率の前提を先に疑います。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗のどれかが崩れると、利益の薄い会社ほどすぐ数字に出ます。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は売上高140.92億円(+17.6%)、営業利益4.27億円(-40.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益3.45億円(-30.5%)という内容でした。ここで見たいのは、きれいな増収コメントではなく営業利益の質です。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。本業の収益力とは異なる要因が混じると、株価の評価は長続きしません。

来期見通し

来期または通期見通しでは、売上高650.90億円、営業利益42.60億円、経常利益44.10億円、純利益27.30億円、EPS226.28円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。

総合判断

総合判断は中立。判断の根拠は、売上高140.92億円、営業利益4.27億円、純利益3.45億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。数字がそろうまでは、市場はまだ少し距離を置きます。

訂正開示の反映

テンポスホールディングスは2026年10月9日、2027年4月期第1四半期決算短信のサマリー情報に誤りがあったとして訂正しました。訂正後の第1四半期売上高は14,092百万円(従来開示14,097百万円)です。営業利益427百万円、経常利益451百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益345百万円に変更はなく、会社は損益への影響はないと説明しています。本文・表・図の売上高は訂正後の金額に統一しました。

出典

  • テンポスホールディングス「2027年4月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年9月9日公表)。
  • テンポスホールディングス「(訂正・数値データ訂正)「2027年4月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について」(2026年10月9日公表、公式IR)。