決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高129.68億円138.99億円-6.7%565億円23.0%
営業利益5.90億円12.05億円-51.1%40億円14.8%
経常利益6.93億円12.72億円-45.5%40億円17.3%
純利益3.75億円7.92億円-52.6%25億円15.0%
EPS13.46円28.41円-52.6%89.67円15.0%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

国内のアパレル販売とミャンマーの縫製事業を報告セグメントとして開示した。以下の売上高にはセグメント間取引を含む。ミャンマーから日本への内部売上高5.21億円があるため、2区分の売上高合計は連結売上高と一致しない。セグメント利益合計3.75億円にはセグメント間取引消去2.15億円が加わり、連結営業利益は5.90億円となった。

セグメント売上高前年同期比セグメント利益前年同期比
日本129.68億円-6.7%5.74億円-52.2%
ミャンマー5.20億円-15.8%-1.98億円前年は0.52億円の黒字

日本では節約志向、天候不順、ECの伸び悩みが減収要因。ミャンマーは計画比では増収増益だったが前年同期比では減収に転じ、営業赤字となった。

財務安全性

総資産は前期末比13.30億円減の562.77億円、純資産は5.98億円減の484.89億円。自己資本比率は86.2%。四半期キャッシュフロー計算書は開示されておらず、利益の現金化は通期資料で確認する。

定量評価

営業利益率は4.5%と前年同期の8.7%から低下。売上高が6.7%減る一方、販管費は0.4%減にとどまり販管費率が上昇した。売上総利益率も58.9%と0.7ポイント低下。

ポジティブ要因

自己資本比率は86.2%で、会社は通期予想を据え置いた。国内859店舗のネットワークとミャンマーの生産体制を維持しており、客数と粗利率が戻れば固定費負担の吸収余地がある。

リスク要因

夏物の機能性商品は堅調だったが、低気温の日や台風・大雨で客数が伸びず、節約志向も続いた。ECはアクセス増に対して購入転換率が低下。季節商品の価格据え置きと円安で仕入原価が上がり、粗利率が低下した。

業界動向との関連

衣料品小売は天候による季節商品の販売時期ずれが四半期業績を動かす。今期は夏物が一部売れた一方、客数停滞と仕入コスト上昇を吸収できなかった。

株価への示唆

2027年5月期の会社予想は売上高565億円、営業利益40億円、経常利益40億円、純利益25億円で変更なし。営業利益の第1四半期進捗率は14.8%。季節性を踏まえつつ、下期の客数、粗利率、販管費率を確認したい。

今期の総括

ハニーズホールディングス(2792)の2027年5月期第1四半期は、売上高が前年同期比6.7%減、営業利益は51.1%減だった。天候不順と節約志向で客数が伸び悩み、円安による仕入原価上昇も粗利率を押し下げた。国内販売とミャンマー事業の採算を分けて追いたい。

来期見通し

2027年5月期の会社予想は売上高565億円、営業利益40億円、経常利益40億円、純利益25億円で変更なし。営業利益の第1四半期進捗率は14.8%。季節性を踏まえつつ、下期の客数、粗利率、販管費率を確認したい。

総合判断

減収率以上に利益の落ち込みが大きく、粗利率低下と販管費率上昇が重なった。財務は安定しているが、通期予想の据え置きだけでは回復を確認できない。来店客数と仕入原価の改善が見えるまでは慎重に見る。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年5月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、ハニーズHLD、開示日: 2026-09-29