大森屋 2917 2026年9月期第3四半期決算 売上高121.08億円(3.5%減) 営業利益: 1.52億円 純利益: 1.39億円 リスク: 販売数量・案件獲得 コスト・投資負担 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高121.08億円125.51億円-3.5%180億円67.3%
営業利益1.52億円-0.67億円黒字転換3.71億円41.0%
経常利益1.19億円-0.83億円黒字転換3.21億円37.1%
純利益1.39億円-0.59億円黒字転換1.96億円70.9%
EPS27.99円-11.96円黒字転換39.35円71.1%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

決算短信の表紙では全社実績を開示していますが、画像PDFのためセグメント別数値は機械抽出できませんでした。連結売上高121.08億円、営業利益1.52億円を基準に、事業別の採算は決算短信本文や補足資料で確認する必要があります。

財務安全性

財務安全性では、総資産209.13億円、純資産116.42億円、自己資本比率55.7%です。前期末の自己資本比率48.9%から改善しました。キャッシュ・フロー計算書の主要数値は表紙では開示されていません。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率黒字転換27.99円、前年同期-11.96円純利益の黒字転換と整合しています。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は1.3%です。前年同期の営業赤字から改善しましたが、利益率はまだ低く、通期計画に対する進捗率も41.0%にとどまります。

ポジティブ要因

営業利益の変化

営業利益は1.52億円となり、前年同期の0.67億円の損失から黒字転換しました。減収下で採算を改善した点は前向きです。

売上規模の確認

売上高は121.08億円、前年同期比3.5%減でした。売上回復よりも、黒字化した利益を維持できるかが焦点です。

財務基盤

自己資本比率は55.7%、純資産は116.42億円です。前期末から自己資本比率が改善し、財務面には一定の余力があります。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

販売数量・コスト前提の変動

通期予想は売上高180億円、営業利益3.71億円です。第3四半期時点の進捗率は売上高67.3%、営業利益41.0%で、利益計画の達成には第4四半期の上積みが必要です。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は売上高121.08億円(3.5%減)ながら、営業利益1.52億円、純利益1.39億円へ黒字転換しました。損益改善は評価できますが、営業利益の通期進捗は41.0%であり、第4四半期の収益力が重要です。

来期見通し

2026年9月期の通期予想は、売上高180億円、営業利益3.71億円、経常利益3.21億円、純利益1.96億円、EPS39.35円で据え置かれています。

総合判断

総合判断は中立。減収ながら営業・経常・純利益がそろって黒字転換した一方、営業利益の通期進捗は41.0%です。第4四半期に売上と利益率をどこまで積み上げられるかを確認したいところです。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、大森屋、開示日: 2026-08-10