決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1672.57億円 | 1710.90億円 | -2.2% | 1800.00億円 | 該当なし |
| 営業利益 | 110.86億円 | 18.82億円 | +488.9% | 120.00億円 | 該当なし |
| 税引前利益 | 81.28億円 | -14.95億円 | 黒字転換 | 90.00億円 | 該当なし |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 14.40億円 | 2.64億円 | +445.5% | 40.00億円 | 該当なし |
| EPS | 2.41円 | 0.45円 | +435.556% | 未記載 | 該当なし |
通期決算では会社計画欄に次期予想を置いているため、進捗率は該当なしとしています。前年実績や増減率が本文から確認できない項目は、未記載として扱います。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +435.556% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 2.8% | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は6.6%、総資産経常利益率は5%です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、特別損益や税効果を切り分けて評価できます。
ポジティブ要因
営業利益の変化
営業利益は110.86億円、前年比は+488.9%です。chocoZAP関連の投資負担を吸収しながら営業黒字を大きく伸ばした点は、前年からの変化としては大きいです。
売上規模の確認
売上高は1672.57億円、前年比は-2.2%です。売上が伸びている場合でも、利益率とキャッシュ創出が伴っているかを合わせて見る必要があります。
財務基盤
親会社所有者帰属持分比率は30.9%、資本合計は645.59億円です。利益水準だけでなく、親会社所有者帰属持分が504.88億円にとどまる点も合わせて見ます。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは305.89億円です。会計上の最終利益より営業CFは厚く見えますが、財務CFは-218.08億円で、資金繰り改善と財務体質の立て直しはまだ同時に見られる局面です。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期予想は売上収益1800.00億円、営業利益120.00億円です。chocoZAPの会員基盤、出店・広告投資、既存事業の採算が計画達成の焦点になります。
市場評価の変動可能性
営業利益の改善だけなら見直し材料になります。ただ、RIZAPは財務への不安とchocoZAPの持続採算が常にセットで見られるため、市場は最終利益と自己資本の回復までかなり疑い深く見るはずです。
財務安全性
財務安全性では、総資産1634.80億円、資本合計645.59億円、親会社所有者帰属持分比率30.9%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF305.89億円、投資CF-3.88億円、財務CF-218.08億円、現金及び現金同等物の期末残高290.67億円です。
業界動向との関連
業界全体との比較には、同業他社の同時期決算や市場統計の確認が必要です。今回の記事では対象企業の決算短信を主資料とし、業界平均との差やシェア変化は断定せず、売上・営業利益・会社予想を中心に整理します。
株価への示唆
株価への示唆は条件付きで見る必要があります。営業利益の改善が継続し、会社予想の前提が崩れない場合は評価の下支え要因になります。一方、採算悪化、計画未達、資金繰り悪化が見える場合は、評価が下振れる可能性があります。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高1672.57億円(-2.2%)、営業利益110.86億円(+488.9%)、親会社の所有者に帰属する当期利益14.40億円(+445.5%)という内容でした。営業利益の改善は大きいが、税引前利益、最終利益、キャッシュまで同じ強さで伸びているわけではない。市場はまだ、利益の質と財務余力を見ています。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上収益1800.00億円、営業利益120.00億円、税引前利益90.00億円、親会社の所有者に帰属する当期利益40.00億円が示されています。増益計画ではあるが、chocoZAPの投資負担、既存事業の採算、財務体質の改善がそろうかが確認点です。
総合判断
総合判断は中立である。判断の根拠は、売上高1672.57億円、営業利益110.86億円、親会社の所有者に帰属する当期利益14.40億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、親会社所有者帰属持分比率の改善を同時に見たいところです。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」、A-RIZAP G、開示日: 2026-05-14
- 「(訂正・数値データ訂正)『2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)』の一部訂正について」、A-RIZAP G、開示日: 2026-05-26