決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高215.16億円223.21億円-3.6%410億円52.5%
営業利益12.25億円15.69億円-21.9%18.20億円67.3%
経常利益12.71億円16.23億円-21.6%18.60億円68.3%
純利益8.47億円11.02億円-23.2%12.31億円68.8%
EPS67.44円88.33円-23.6%98.33円68.6%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

報告セグメント別の売上高・利益は決算短信に記載されていない。会社全体では売上高215.16億円、営業利益12.25億円。商品群別の採算は示されておらず、キムチの販売動向だけから利益寄与を推定することはできない。

財務安全性

財務安全性では、総資産303.18億円、純資産207.40億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率67.2%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率-23.6%当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は5.7%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

定番商品の底堅さ

「ご飯がススムキムチ」シリーズは底堅く推移した。主力商品の需要が維持されている点は下支えだが、他商品のSKU整理や販売チャネルの変化を補うには至らず、全体売上は前年同期を下回った。

通期計画に対する利益進捗

営業利益の中間期進捗は67.3%、純利益は68.8%。上期に利益が偏る季節性も踏まえる必要があり、この進捗だけで計画達成を判断せず、秋冬商品の販売と原料調達価格を確認したい。

リスク要因

原料・物流コストと販売数量

キュウリの生育遅れに伴う仕入価格上昇に加え、包材、物流、人件費も負担となった。価格転嫁を進めても数量が落ちれば売上・工場稼働率に響くため、販売単価だけでなく数量と粗利率の回復が必要。

通期利益計画の維持

会社計画は売上高410億円、営業利益18.20億円。上期営業利益は計画の67.3%に達した一方、前年同期比では減益である。下期の利益率が想定を下回れば、進捗率の高さがあっても通期達成は容易でない。

業界動向との関連

食品製造では、野菜など生鮮原料の相場・天候と、消費者の節約志向が同時に採算を左右する。今回の短信でも原料高と販売環境の弱さが確認できる。次回は仕入価格の反転だけでなく、値上げ後の販売数量が戻るかを見たい。

株価への示唆

短期的には減収減益と原料コスト上昇が重荷。一方、上期の利益進捗は通期計画の約7割に達しているため、下期の販売・原価次第で評価は変わる。株価水準や市場予想との比較は本稿では扱わず、次の確認材料を販売数量、粗利率、通期計画の維持とする。

今期の総括

中間期は定番キムチが底堅かったものの、販売数量の弱さと原料・物流コスト上昇を吸収できず、減収減益となった。通期計画に対する利益進捗は約7割。秋冬の需要期に数量と粗利率が持ち直すかが、下期の見極めどころ。

来期見通し

会社は通期予想を据え置き、売上高410億円、営業利益18.20億円、経常利益18.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益12.31億円を見込む。上期の利益進捗は高いものの、前年同期比減益からの回復が必要。原料価格、販売数量、物流・人件費の前提に変化があれば、計画の確度も見直す必要がある。

総合判断

総合判断は中立。主力商品の底堅さと上期利益の進捗は支えだが、売上・利益はいずれも前年同期を下回り、原料高と販売数量の課題が残る。次回は価格改定後の数量、粗利率、通期予想の維持を確認したい。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」、ピックルスHD、開示日: 2026-09-30