決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 652.28億円 | 485.36億円 | +34.4% | 891.68億円 | 73.2% |
| 営業利益 | 97.68億円 | 58.36億円 | +67.4% | 104.49億円 | 93.5% |
| 経常利益 | 88.93億円 | 49.95億円 | +78% | 87.71億円 | 101.4% |
| 純利益 | 60.79億円 | 34.29億円 | +77.3% | 60.30億円 | 100.8% |
| EPS | 172.08円 | 102.23円 | +68.3% | 167.62円 | 102.7% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
| 事業 | 外部売上高(千円) | 前年同期(千円) | 前年同期比 | セグメント利益(千円) | 前年利益(千円) | 利益増減率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ション事業 | 62,560,563 | 47,052,648 | +33.0% | 8,740,376 | 5,407,061 | +61.6% |
| メント事業 | 1,393,489 | 776,115 | +79.5% | 149,666 | 131,746 | +13.6% |
| リー事業 | 1,274,332 | 707,438 | +80.1% | 1,521,369 | 807,131 | +88.5% |
外部売上高を使用し、セグメント間売上高を重複計上していない。連結営業利益は9,768,557千円。セグメント利益の合計との差には、会社が開示する調整額が含まれる。
財務安全性
財務安全性では、総資産1452.24億円、純資産412.12億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率28.3%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +68.3% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は15%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
主力事業の利益率が改善
リノベマンション事業の売上高は33.0%増、セグメント利益は61.6%増。売上総利益率も18.8%へ3.6ポイント上昇し、売却件数だけでなく採算も改善した。
通期計画を上回る進捗
累計営業利益は97.68億円で、通期計画92.98億円をすでに超過。進捗率の単純計算では105.1%となる。ただし不動産売却は引き渡し時期の影響を受けるため、通期上方修正の有無や在庫評価を確認する。
リスク要因
仕入れと販売のタイミング
中古マンションを仕入れて賃貸運用し、リノベーション後に売却するモデルのため、仕入価格、工事費、金利、販売期間が利益率を左右する。期末の販売用不動産や物件回転に変化がないかが重要。
計画超過後の見通し
営業利益は通期計画を超えたが、会社予想は短信時点で据え置き。第4四半期に売却を予定する物件の引き渡し・利益率が想定を下回る場合、上振れ幅は縮小し得る。
業界動向との関連
中古マンション再生事業は、仕入れ競争と販売価格の双方に影響を受ける。今期は売却価格や販売利益率が改善しているが、金利・物件価格が上がれば仕入れ採算が変わる。利益の伸びが在庫の積み上がりに依存していないかを合わせて見たい。
株価への示唆
主力事業の利益率改善と通期営業利益計画の超過は強い材料。もっとも、会社は通期予想を据え置いており、売却時期と仕入れコストの不確実性が残る。株価の水準評価は市場データを別途確認し、まず通期予想の修正と第4四半期の在庫・粗利を追いたい。
今期の総括
主力のリノベマンション事業で売上・利益率がともに改善し、営業利益は通期計画を超えた。第4四半期の売却案件がどの利益率で着地するか、在庫を無理なく回転できるかが次の焦点。
来期見通し
会社計画は売上高847.15億円、営業利益92.98億円、経常利益74.94億円、純利益50.95億円。営業利益は第3四半期累計で計画を超えているが、経常利益や純利益の進捗と通期予想の見直しも併せて確認する。
総合判断
総合判断は強気。主力の利益率改善と通期営業利益計画超過を評価する。一方、会社計画は据え置かれており、不動産の仕入れ・売却時期に伴う変動は残る。次回は通期着地、在庫回転、粗利率を確認する。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、スター・マイカHD、開示日: 2026-09-30