決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 24.94億円 | 18.19億円 | +37.0% | 31.37億円 | 該当なし |
| 営業利益 | 2.78億円 | 0.48億円 | +474.2% | 1.62億円 | 該当なし |
| 経常利益 | 2.25億円 | 0.10億円 | +1,983.9% | 1.01億円 | 該当なし |
| 純利益 | 1.58億円 | 0.21億円 | +639.7% | 0.66億円 | 該当なし |
| EPS | 225.53円 | 30.49円 | +639.7% | 94.62円 | 該当なし |
通期決算では会社計画欄に次期予想を置いているため、進捗率は該当なしとしています。前年比などが非開示の場合は、決算短信側で前年実績または増減率が示されていないことを意味します。
セグメント
訂正後の報告セグメント別売上高と利益は以下のとおり。売上高の合計と連結売上高には2千円の端数差があり、表示単位未満の丸めによる。
| 事業 | 売上高 | 前期比 | セグメント利益 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 売買再販 | 14.99億円 | +87.2% | 4.23億円 | +106.8% |
| 賃貸管理 | 7.44億円 | -0.5% | 2.28億円 | +38.0% |
| リフォーム | 2.46億円 | -6.1% | 0.21億円 | -26.0% |
| その他 | 0.05億円 | -47.0% | -0.01億円 | 前期は黒字 |
売買再販は店舗増と、翌期以降に予定していた販売用不動産の売却前倒しで大幅増収。賃貸管理は仲介業務移管で売上が小幅減となった一方、新規大型物件などで利益率が改善した。建設資材高を受け、リフォームは減収減益。セグメント利益の合計と連結営業利益には全社費用等の調整がある。
財務安全性
財務安全性では、総資産61.31億円、純資産5.56億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率9.1%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF4.22億円、投資CF-4.67億円、財務CF-0.57億円、現金及び現金同等物の期末残高11.01億円です。
定量評価
営業利益率は11.2%(前年2.7%)。純利益率は6.3%で、自己資本利益率は33.1%。売買再販事業の利益が大きく伸びた一方、翌期の営業利益予想は前期実績を下回る。前倒し売却の反動を含む保守的な計画とみられ、翌期は売上総利益と在庫回転を確認したい。
ポジティブ要因
売買再販事業は売上高14.99億円、セグメント利益4.23億円。新たに3店舗を出店し、翌期以降に予定していた販売用不動産の売却も当期に前倒しで実現した。賃貸管理事業は仲介業務を移管して売上がわずかに減ったものの、新規大型物件の賃貸収入などで利益が増えた。
リスク要因
売買再販事業の利益には物件売却時期の前倒しが寄与しており、同じ利益水準が翌期も続くとは限らない。リフォームは建設資材高を受け減収減益。自己資本比率は9.1%と低く、物件仕入れや借入金利の変化が資金繰りに与える影響も大きい。
業界動向との関連
地方都市では相続に伴う中古住宅の流通や、新築価格上昇を受けたリノベーション済み物件の需要が事業機会となる。一方、買取再販は物件の仕入れ価格と売却時期に利益が左右されるため、案件数だけでなく在庫回転と粗利を見たい。
株価への示唆
2027年6月期の営業利益予想は1.62億円で、訂正後の前期実績2.78億円を下回る。前倒し売却の反動を会社が見込んでいるため、上期の仕入れ・販売進捗と借入負担が焦点となる。市場価格やPERは本記事では評価していない。
今期の総括
2026年6月期は訂正後の売上高24.94億円、営業利益2.78億円、純利益1.58億円。主力の売買再販が大きく伸びた一方、リフォームは資材高で後退した。増益の一部は販売用不動産の売却前倒しによる。
来期見通し
2027年6月期の会社予想は売上高31.37億円、営業利益1.62億円、経常利益1.01億円、純利益0.66億円。売買再販では物件仕入れと販売用在庫の回転、賃貸管理では業務移管後の収益性、リフォームでは資材価格と原価管理をそれぞれ確認したい。
総合判断
訂正後の通期実績は大幅増益だが、主力事業には売却前倒しの寄与があり、会社は翌期減益を予想する。自己資本比率も9.1%と薄い。販売実績だけでなく、在庫回転と借入・営業CFのバランスを見極めたい。
訂正開示の反映
アンサーホールディングスは2026年9月29日、仮受金の内容と振替処理の確定を受けて、2026年6月期決算短信を訂正しました。売上高は24億9,300万円で変わらず、営業利益は2億7,700万円から2億7,800万円、経常利益は2億2,400万円から2億2,500万円、EPSは224.94円から225.53円に修正されました。自己資本比率9.1%は変わりません。2027年6月期の会社予想額も変更されていません。以下では訂正後の短信を基準としています。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、P-アンサーHD、開示日: 2026-08-14
- 「(訂正)「2026年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について」、P-アンサーHD、開示日: 2026-09-29