決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高3043.48億円2803.29億円+8.6%5773億円52.7%
営業利益211.49億円208.43億円+1.5%312億円67.8%
経常利益202.05億円199.29億円+1.4%294億円68.7%
純利益115.98億円121.36億円-4.4%174億円66.7%
EPS84.66円90.58円-6.5%125.71円67.3%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

報告セグメントはホームセンター事業とエクスプライス事業。エクスプライス、マクスゼンは決算期変更に伴い当期に7か月分を連結している。

セグメント営業収益前年同期セグメント利益前年同期
ホームセンター事業2,627.27億円2,464.87億円210.80億円209.24億円
エクスプライス事業414.88億円337.07億円12.13億円5.73億円
その他1.31億円1.34億円68.72億円51.18億円

利益合計291.66億円から調整額80.16億円を差し引き、連結営業利益211.49億円となる。商品部門ではホームインプルーブメントや生活消耗品が堅調、ホームファニシングは前年を下回った。

財務安全性

総資産は前期末比368.13億円減の6,340.40億円、純資産は70.31億円減の2,911.45億円。営業CFは21.25億円の支出で前年同期の328.98億円の収入から悪化した。仕入債務の139.20億円減少が主因の一つ。投資CFは58.73億円、財務CFは173.36億円の支出。現金同等物は期首から253.35億円減の597.58億円。

定量評価

営業利益率は前年同期の7.4%から7.0%へ低下。ホームセンター事業のセグメント利益率は約8.0%、エクスプライス事業は約2.9%。エクスプライスは連結対象期間が前年より1か月長く、増収率の単純比較には注意がいる。

ポジティブ要因

営業収益は3,043.48億円で8.6%増、営業利益も211.49億円と小幅ながら増益。園芸、ホームインプルーブメント、ハウスキーピングなど複数部門で前年を上回った。

リスク要因

営業利益の伸びは売上の伸びに届かず、純利益は減少した。営業CFは赤字で、仕入債務減少が響いた。借入返済と配当もあり、現金同等物は半年で253.35億円減少。

業界動向との関連

中東情勢を背景に農業資材、補修用品、紙製品などが動いた一方、天候不順や前年の猛暑の反動で季節商品が弱かった。需要の強さは部門ごとに分かれている。

株価への示唆

会社は2027年2月期の売上高5,773億円、営業利益312億円、経常利益294億円、純利益174億円の予想を据え置いた。営業利益の中間進捗は67.8%。営業CFの赤字を踏まえ、下期は運転資金と投資を含め現金創出が戻るかを確認したい。

今期の総括

DCMホールディングス(3050)の2027年2月期中間期は、営業収益が8.6%増、営業利益は1.5%増だった。ホームセンター事業の増収に対して営業増益は小幅で、仕入債務の減少などから営業キャッシュフローは21.25億円の赤字に転じた。売上拡大が利益と資金創出につながるかが課題だ。

来期見通し

会社は2027年2月期の売上高5,773億円、営業利益312億円、経常利益294億円、純利益174億円の予想を据え置いた。営業利益の中間進捗は67.8%。営業CFの赤字を踏まえ、下期は運転資金と投資を含め現金創出が戻るかを確認したい。

総合判断

増収と小幅営業増益は維持したが、利益の伸びは売上を下回り、純利益と営業CFは減少した。ホームセンター事業の底堅さを評価しつつ、現金同等物の減少が続かないか確認したい。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」、DCM、開示日: 2026-09-29