決算サマリー

項目1Q実績前年同期増減率通期会社予想進捗率
売上高82.59億円78.64億円+5.0%338.81億円24.4%
営業利益0.95億円0.33億円+181.8%2.94億円32.4%
経常利益0.95億円0.32億円+197.8%2.87億円33.4%
四半期純利益0.61億円0.19億円+210.2%1.92億円31.8%
EPS2.21円0.71円+211.3%6.98円31.7%

売上成長は5.0%にとどまりますが、営業利益は約2.8倍です。利益額はまだ小さいものの、進捗率は第1四半期として良好です。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率+211.3%1Q EPS2.21円、前年同期0.71円純利益の大幅増を反映しています。
営業利益率1.2%前年同期0.4%採算は改善しましたが、利益率は低水準です。
ROIC簡易0.9%営業利益0.95億円、総資産73.84億円、税率30%仮定1Qベースの簡易値で、厳密な投下資本ベースではありません。
PER推移未算定株価データ要確認PERは市場株価とEPSが必要なため、本記事では算定しません。

総資産は73.84億円、純資産は29.58億円、自己資本比率は39.6%です。利益率の薄い小売・EC型の事業であるため、売上規模だけでなく在庫、粗利、販管費を確認する必要があります。

ポジティブ要因

インターネット通販事業の増益

インターネット通販事業は売上高80.29億円、セグメント利益2.30億円です。受注件数は前年同期をやや下回りましたが、平均受注単価が上昇し、採算改善につながりました。

利益進捗の高さ

営業利益の通期進捗率は32.4%、経常利益は33.4%、純利益は31.8%です。第1四半期としては、通期予想に対して利益面の進捗が先行しています。

営業キャッシュ・フローは黒字

営業キャッシュ・フローは3.13億円の収入です。前年同期の5.64億円からは減少しましたが、利益計上に対して営業CFはプラスを維持しました。

リスク要因

利益率の低さ

営業利益率は1.2%です。EC販売は価格競争、広告費、物流費、在庫評価の影響を受けやすく、わずかな粗利率低下でも利益が振れます。

非主力セグメントの赤字

ビューティー&ヘルスケア事業は売上高1.51億円、セグメント損失0.20億円、その他事業も小幅赤字でした。インターネット通販事業の利益に依存する構造が続いています。

財務レバレッジ

自己資本比率は39.6%で、前期末の43.8%から低下しました。急激に悪化した水準ではありませんが、在庫や仕入債務の動きには注意が必要です。

財務安全性

現金及び現金同等物の四半期末残高は15.60億円です。営業CFは3.13億円の収入、投資CFは0.37億円の支出、財務CFは0.83億円の支出でした。営業CFは黒字ですが、自己資本比率の低下と低利益率の事業構造を合わせて確認します。

業界動向との関連

家電・PC関連のEC市場では、価格比較、送料、在庫確保、広告効率が収益性を左右します。売上規模を追うだけでは利益が残りにくいため、今回のような平均受注単価とセグメント利益の改善が継続するかが重要です。

株価への示唆

第1四半期の大幅増益と高い利益進捗は前向きです。ただし、営業利益率はまだ1%台で、通期営業利益予想も2.94億円と薄い収益構造です。市場評価では、利益率改善が一過性か継続的かが問われます。

今期の総括

第1四半期は売上高82.59億円(+5.0%)に対し、営業利益0.95億円(+181.8%)でした。増収幅は小さいものの、採算改善により利益が大きく伸びています。インターネット通販事業の利益改善が主因で、非主力事業の赤字と低利益率は引き続き課題です。

通期見通し

通期予想は売上高338.81億円、営業利益2.94億円、経常利益2.87億円、当期純利益1.92億円で据え置きです。年間配当予想は3円です。第1四半期時点では利益進捗が良く、次回は売上総利益率と販管費の推移を確認します。

総合判断

総合判断は中立です。大幅増益と利益進捗は評価できますが、営業利益率の低さと非主力事業の赤字が残ります。次回はインターネット通販の平均受注単価、受注件数、在庫効率、営業CFを重点確認します。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年1月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、ストリーム、開示日: 2026-06-08
本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。