決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 265.82億円 | 218.64億円 | +21.6% | 500億円 | 53.2% |
| 営業利益 | 16.09億円 | 16.57億円 | -2.9% | 54億円 | 29.8% |
| 経常利益 | 14.10億円 | 13.93億円 | +1.3% | 50億円 | 28.2% |
| 純利益 | 10.13億円 | 9.12億円 | +11% | 33億円 | 30.7% |
| EPS | 36.71円 | 30.32円 | +21.1% | 119.6円 | 30.7% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
| 事業 | 外部売上高(千円) | 前年同期(千円) | 前年同期比 | セグメント利益(千円) | 前年利益(千円) | 利益増減率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 不動産開発事業 | 12,654,039 | 13,289,720 | -4.8% | 585,087 | 973,748 | -39.9% |
| 戸建・アパート事業 | 6,287,118 | 4,951,609 | +27.0% | 324,669 | 202,761 | +60.1% |
| 不動産投資事業 | 3,689,977 | 1,670,460 | +120.9% | 575,614 | 279,143 | +106.2% |
| 不動産関連サービス事業 | 2,569,661 | 1,083,733 | +137.1% | -29,367 | -12,605 | 非表示 |
| シニア事業 | 1,370,053 | 867,412 | +57.9% | 17,869 | 203,308 | -91.2% |
| その他 | 11,746 | 2,028 | +479.2% | -10,273 | -13,245 | 非表示 |
外部売上高を使用し、セグメント間売上高を重複計上していない。連結営業利益は1,609,430千円。セグメント利益の合計との差には、会社が開示する調整額が含まれる。
財務安全性
財務安全性では、総資産906.81億円、純資産221.02億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率24.4%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +21.1% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は6.1%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
売上規模の確認
売上高は265.82億円、前年比は+21.6%です。増収に対して営業損益は弱く、採算の確認が必要です。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は24.4%、純資産は221.02億円です。資本余力は、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。
リスク要因
営業減益
営業利益は16.09億円で、前年同期比2.9%減です。減益要因が価格転嫁、数量、原価、人件費のどこにあるかが論点です。営業利益率は6.1%です。
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは非開示です。売掛金、在庫、仕入れ条件による資金移動と、会計利益を照合する必要があります。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期予想は売上高500億円、営業利益54億円です。利益予想への進捗に加え、会社が開示する事業別の採算や予想前提の変化を確認します。
市場評価の変動可能性
株価の反応は、決算発表時の価格、出来高、市場予想などを併せて確認する必要があります。
業界動向との関連
同業他社との同期間の数値比較は行っていません。同社の売上・利益の変化と、開示された事業別の状況を確認します。
株価への示唆
増収と営業損益の動きが異なります。会社の営業利益予想は54億円で、今後の実績と採算の変化が確認点です。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高265.82億円(+21.6%)、営業利益16.09億円(-2.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益10.13億円(+11%)という内容でした。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。一時的な損益や税効果は、本業の収益力と分けて確認します。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上高500億円、営業利益54億円、経常利益50億円、純利益33億円、EPS119.6円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。
総合判断
総合判断は中立。判断の根拠は、売上高265.82億円、営業利益16.09億円、純利益10.13億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「平成29年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、フージャースホールディングス、開示日: 2017-02-09