決算サマリー
| 項目 | 当期 | 前期 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 主要投資資産 | 114.06億円 | 113.88億円 | +0.2% |
| 現金・預金・その他(総資産-主要投資資産) | 1.28億円 | 0.54億円 | +137.0% |
| 純資産 | 114.08億円 | 113.88億円 | +0.2% |
| 発行済口数 | 8,275千口 | 8,175千口 | +1.2% |
| 100口当たり基準価額 | 137,862円 | 139,297円 | -1.0% |
| 100口当たり分配金 | 1300円(2026年8月期) | 500円(2026年2月期) | +160.0% |
セグメント
ETFには事業会社の報告セグメントという概念は適用されません。当期末の資産構成は、主要投資資産114.06億円、現金・預金・その他(総資産-主要投資資産)1.28億円であり、個別銘柄や用途別の運用損益は決算短信で開示されていません。
財務安全性
ETFでは事業会社の自己資本比率よりも、総資産115.34億円、負債1.26億円、純資産114.08億円のバランスを優先して見ます。純資産の厚みと売買口数の推移が、継続性と流動性を判断する基礎になります。
定量評価
グローバルX プライシングパワー・リーダーズ-日本株式 ETFはブルームバーグ日本株プライシングパワー・セレクト・リーダーズ指数(配当込み)に連動する株式ETFです。純資産は114.08億円、発行済口数は8,275千口、100口当たり基準価額は137,862円でした。期中の設定は99千口で、解約口数は開示上ありませんでした。
ポジティブ要因
発行済口数は増加
期中に99千口が設定され、交換はありませんでした。発行済口数は817万5千口から827万5千口へ1.2%増加しており、純資産がわずかに増えた背景には新規設定があります。
価格決定力を軸にした指数
連動対象は、価格決定力を持つと評価される日本株20銘柄を組み入れる指数。インフレ下の価格転嫁力に着目する商品設計だが、実際の基準価額は構成銘柄の株価で変動する。
期中分配金は1,300円
2026年8月期の分配金は100口当たり1,300円で、前期の500円を上回った。分配金はファンド資産から支払われるため、金額の増加をそのまま投資収益の増加とはみなせない。
リスク要因
基準価額は1.0%下落
100口当たり基準価額は139,297円から137,862円へ低下した。分配金が500円から1,300円へ増えたため、基準価額の下落と分配金を一体で見る必要があり、基準価額だけでも分配額だけでも総合収益は測れない。
20銘柄への集中
指数は価格決定力を重視した日本株20銘柄で構成される。価格転嫁力のある企業が選ばれても、特定業種や構成銘柄の下落、入れ替えによる影響を避けられるわけではない。
純資産はほぼ横ばい
純資産は114.08億円と前期末比0.2%増にとどまった。口数は増えたが基準価額が下がっており、設定の増加が純資産の伸びにつながっていない。
業界動向との関連
価格決定力をテーマにしたETFは、企業の値上げが売上を押し上げるだけでなく、数量や利益率を維持できているかが指数構成銘柄の選別に影響する。今回の基準価額は1.0%低下し、口数は小幅に増えた。テーマへの資金流入だけでは評価できず、指数自体の騰落と分配落ち後のトータルリターンを見たい。
株価への示唆
市場価格では、基準価額との乖離に加え、分配金再投資後の騰落率を確認する。今回の1,300円は100口当たりの分配額であり、基準価額の下落と切り離せない。口数は増加したが純資産は横ばいのため、価格決定力テーマへの資金流入が強まったとまでは言えない。
今期の総括
2026年8月期の純資産は114.08億円、発行済口数は827万5千口、100口当たり基準価額は137,862円だった。口数は増えた一方、基準価額の下落で純資産はほぼ横ばい。分配金は100口当たり1,300円だった。
来期見通し
ETFのため企業業績予想はない。次期はプライシングパワー指数の騰落、設定・交換、基準価額、分配金を確認する。価格転嫁力というテーマの強さと、20銘柄集中による値動きの影響を分けて見る必要がある。
総合判断
総合判断は中立。口数は1.2%増えたが、基準価額は1.0%下落し、純資産は0.2%増にとどまった。分配金は増加したものの、分配落ちを含むトータルリターンの確認が必要だ。次の評価材料は、基準価額の回復と純資産の持続的な増加である。
出典
- 決算短信(2026年9月24日開示)
- グローバルX プライシングパワー・リーダーズ-日本株式 ETF・商品情報