訂正の概要

項目内容
開示日2026年6月3日
対象資料2026年3月期決算短信〔日本基準〕(非連結)
当初開示日2026年5月14日
訂正区分一部訂正
訂正理由税金計算に係る処理の一部誤り

会社は訂正箇所が多数に及ぶとして、訂正後の決算短信全文を開示している。内容を見る限り、修正の中心は法人税等、当期純利益、純資産、1株当たり指標である。

主な訂正項目

項目訂正前訂正後変化
当期純利益122,365千円122,435千円+70千円
1株当たり当期純利益524.72円525.02円+0.30円
潜在株式調整後EPS509.62円509.92円+0.30円
純資産1,005,410千円1,005,480千円+70千円
自己資本比率52.7%52.8%+0.1ポイント
1株当たり純資産4,311.36円4,311.67円+0.31円

金額影響は小さい。百万円単位で見る決算サマリーでは、当期純利益は122百万円のままであり、売上高7,726百万円、営業利益182百万円、経常利益188百万円も変わらない。

税金計算の修正内容

訂正前後で、法人税等の内訳が動いている。法人税、住民税及び事業税は52,285千円から52,226千円へ、法人税等調整額は655千円から643千円へ、法人税等合計は52,940千円から52,870千円へ修正された。

この結果、税引前当期純利益はほぼ変わらない一方、税金費用が70千円減少し、当期純利益と純資産が同額増えている。業績トレンドを変える修正ではなく、税金処理の精査による最終利益の微修正と見るのが自然である。

既存決算の確認

項目訂正後
売上高7,726百万円
営業利益182百万円
経常利益188百万円
当期純利益122百万円
営業CF232百万円
現金及び現金同等物期末残高534百万円

2026年3月期は増収増益で、売上高は前期比11.1%増、営業利益は39.9%増だった。営業CFもプラスであり、今回の訂正によって事業評価の骨格は変わらない。

投資家が見るべき点

今回の訂正は、業績の方向感を変えるほどの修正ではない。むしろ見るべきは、移動体通信事業とブライダル事業の採算、2027年3月期予想の営業利益107百万円、当期純利益48百万円という減益計画の前提である。

一方で、PRO Market銘柄は流動性や情報量が限られやすい。小さな訂正でも、開示管理や税務処理の精度は投資家の信頼に関わる。次回以降は、修正の再発有無と、減益計画に対する進捗を合わせて確認したい。

総合判断

総合判断は中立である。訂正後も2026年3月期の増収増益、営業CFプラス、自己資本比率52.8%という見方は維持できる。

ただし、2027年3月期は営業利益が前期比40.9%減、当期純利益が60.7%減の予想である。今回の訂正そのものより、来期の利益率低下をどこまで抑えられるかが株価評価の焦点になる。

出典

本記事は、対象企業が開示した訂正資料を基に作成しています。

  • 「(訂正)2026年3月期決算短信〔日本基準〕(非連結)の一部訂正に関するお知らせ」、F-光貴、開示日: 2026-06-03
本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。