アスリナ 2026年8月期第3四半期決算と訂正累計売上高5億21百万円、営業損失2億43百万円。10月の訂正は貸借対照表の表示区分で損益影響なし。アスリナ|3647|2026年8月期 3Q訂正は表示区分、損益影響なし累計売上高5億21百万円累計営業損失2億43百万円有形・無形固定資産の表示修正|損益変動なしkabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高5.21億円5.67億円-8.2%11.85億円44.0%
営業利益-2.43億円-2.15億円赤字拡大-2.29億円該当なし
経常利益-2.57億円-2.24億円赤字拡大-2.46億円該当なし
純利益-2.43億円-2.26億円赤字拡大-2.72億円該当なし
EPS-12.19円-12.34円赤字縮小-13.42円該当なし

会社計画欄は通期予想を基準にしています。赤字計画に対する損失額の比率は達成度を適切に表さないため、利益指標の進捗率は「該当なし」としています。

セグメント

訂正対象は第3四半期貸借対照表の固定資産表示です。有形固定資産に含めていたリース資産20百万円を無形固定資産に移し、有形固定資産合計は122百万円から101百万円、無形固定資産合計は0百万円から20百万円に修正されました。総資産1,706百万円や損益への影響はないと会社は説明しています。元の決算短信では当累計期間の報告セグメント別数値が開示されていないため、事業別の売上・利益は記載しません。

財務安全性

財務安全性では、総資産17.06億円、純資産8.58億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率47.2%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率赤字縮小当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は-46.6%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

営業利益の変化

営業利益は-2.43億円で、前年から赤字が拡大しました。売上の説明より先に、原価率と販管費のどちらが重いのかを見たい内容です。

売上規模の確認

売上高は5.21億円、前年比は-8.2%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は47.2%、純資産は8.58億円です。ここが薄い会社では、赤字の大小よりも赤字が何四半期続けられるかを市場は見ます。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

販売数量・コスト前提の変動

次期または通期予想は売上高11.85億円、営業利益-2.29億円です。計画を見る時は、売上前提よりも営業利益率の前提を先に疑います。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗のどれかが崩れると、利益の薄い会社ほどすぐ数字に出ます。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

市場はまだ信用しにくい内容です。売上、利益率、キャッシュのうち少なくとも一つがはっきり改善しないと、決算を買う理由は作りにくいでしょう。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は売上高5.21億円(-8.2%)、営業利益-2.43億円、親会社株主に帰属する当期純利益-2.43億円という内容でした。ここで見たいのは、きれいな増収コメントではなく営業利益の質です。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。本業の収益力とは異なる要因が混じると、株価の評価は長続きしません。

来期見通し

来期または通期見通しでは、売上高11.85億円、営業利益-2.29億円、経常利益-2.46億円、純利益-2.72億円、EPS-13.42円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。

総合判断

総合判断は弱気。判断の根拠は、売上高5.21億円、営業利益-2.43億円、純利益-2.43億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。数字がそろうまでは、市場はまだ少し距離を置きます。

訂正開示の反映

アスリナは2026-10-13に「(訂正・数値データ訂正)「2026年8月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」の 一部訂正について」を開示したため、この記事は訂正後の内容を反映しています。

訂正理由は、「2026年8月期第3四半期決算短信〔日本基準〕 (連結)」提出後に、記載内容の一部について 訂正すべきことが判明いたしましたので、訂正いたします。 なお、今回の訂正による損益への影響はございません。

出典

  • アスリナ「2026年8月期 第3四半期決算短信」(2026年7月14日公表)および同短信の一部訂正(2026年10月13日公表、公式IRライブラリー)。

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年8月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、アスリナ、開示日: 2026-07-14
  • 「(訂正・数値データ訂正)「2026年8月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」の 一部訂正について」、アスリナ、開示日: 2026-10-13