決算サマリー(前期比)

項目当期実績前期実績増減率見方
純資産1.46億円1.40億円+4.3%小幅増加
主要投資資産0.81億円1.15億円-29.6%投資信託受益証券は減少
現金・預金・その他資産0.65億円0.25億円+160.0%構成比は44.3%
100口当たり基準価額122,433円117,497円+4.2%基準価額は上昇
発行済口数120千口120千口0.0%口数は横ばい
100口当たり分配金300円500円-40.0%分配金は減少

ETFのため、売上高、営業利益、EPS、会社予想の進捗率は該当しません。基準価額は上がりましたが、分配金減少と小規模ファンドである点が読みどころです。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
純資産増減率+4.3%2025年10月期規模はほぼ横ばい
基準価額変化率+4.2%2025年10月期基準価額は小幅上昇
主要投資資産比率55.7%純資産構成現金等比率が44.3%
発行済口数増減率0.0%2025年10月期追加設定はなし

数字から見ると、価格は改善していますが、ファンド規模と口数の伸びは限定的です。

ポジティブ要因

基準価額は上昇

100口当たり基準価額は117,497円から122,433円へ上昇しました。S&P500関連資産として、期間中の市場環境が一定の支えになったと考えられます。

純資産は小幅増

純資産は1.40億円から1.46億円へ増えました。増加幅は小さいものの、基準価額上昇が純資産を押し上げています。

プロテクション型の特徴

連動対象はS&P 500 Dynamic Covered Call Indexです。通常のS&P500連動ETFとは異なり、下落耐性や分配を意識する投資家に向いた設計です。

リスク要因

純資産規模の小ささ

純資産は1.46億円にとどまります。売買時は出来高、スプレッド、基準価額との乖離を必ず確認したい水準です。

分配金の減少

100口当たり分配金は500円から300円へ減りました。分配を期待して保有する場合、分配水準が安定するとは限らない点に注意が必要です。

上昇相場での見劣り

プロテクション型やカバード・コール系の指数は、S&P500が大きく上昇する局面では通常の株式ETFに劣後する可能性があります。

財務安全性

当期の総資産は1.47億円、負債は0百万円、純資産は1.46億円でした。負債はほぼありませんが、純資産規模が小さいこと自体が実務上の確認点です。現金・預金・その他資産の構成比は44.3%で、連動精度や商品設計を見たい内容です。

業界動向との関連

S&P500関連ETFは人気が高い一方、通常の指数連動、カバード・コール、プロテクション型で値動きはかなり異なります。下落への備えを求める投資家には合いやすい商品ですが、強い上昇相場では市場平均への追随力が問われます。

株価への示唆

ETFのためPERによる理論株価は算定しません。市場価格は100口当たり基準価額122,433円との乖離を確認します。プロテクション型の性格上、S&P500の急騰を取り切る商品ではありません。相場が荒れる場合は守りの特徴が評価される可能性がありますが、純資産1.46億円の小ささから、短期売買では流動性が先に問題になります。

今期の総括

今期は純資産4.3%増、基準価額4.2%上昇、分配金300円でした。価格は改善しましたが、口数は横ばいで、分配金は減少しています。

来期見通し

ETFのため会社予想はありません。来期はS&P500の方向感、米国株のボラティリティ、為替、プロテクション型戦略の効果が変動要因です。荒れた相場では相対的に評価されやすく、強い上昇相場では通常のS&P500連動ETFとの差が意識されやすくなります。

総合判断

総合判断は中立である。基準価額は上がりましたが、純資産は1.46億円と小さく、分配金も減少しました。商品設計の意味はあるものの、まずは流動性と基準価額との乖離を確認して使うETFです。

出典

本記事は、対象ファンドが開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年4月期(2025年10月11日~2026年4月10日)決算短信」、グローバルX S&P500 ETF(ダイナミック・プロテクション)、開示日: 2026-05-25
  • 補足市場データは使用していません。