決算サマリー
| 項目 | 当期 | 前期 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 主要投資資産 | 2.46億円 | 20.51億円 | -88.0% |
| 現金・預金・その他 | 0.04億円 | 0.75億円 | -94.7% |
| 純資産 | 2.51億円 | 21.27億円 | -88.2% |
| 発行済口数 | 130千口 | 1,060千口 | -87.7% |
| 100口当たり基準価額 | 1,931円 | 2,007円 | -3.8% |
| 1口当たり分配金 | 43円 | 18円 | +138.9% |
定量評価
iF米国債35H有は債券を主要投資資産とするETFです。純資産は2.51億円、発行済口数は130千口、100口当たり基準価額は1,931円でした。期中は設定1,170千口に対して解約2,100千口が上回り、資金流出超でした。
ポジティブ要因
純資産の変化
純資産は2.51億円で、前期の21.27億円から-88.2%でした。純資産が増えている場合は、基準価額の上昇だけでなく資金流入の有無も確認する必要があります。
口数と需給
期末の発行済口数は130千口で、前期末比-87.7%でした。期中は設定1,170千口に対して解約2,100千口が上回り、資金流出超でした。
基準価額と分配金
100口当たり基準価額は1,931円で、前期の2,007円から-3.8%でした。1口当たり分配金は43円です。
リスク要因
連動対象の価格変動
債券価格の変動がそのまま基準価額へ反映されやすい構造です。価格が逆風の期間では、純資産と分配金の見え方も一段と弱くなります。
為替ヘッジ・コスト要因
為替ヘッジ型の商品では、為替ヘッジコストや金利差がパフォーマンスを圧迫する局面があります。値動きの源泉が指数だけではない点に注意が必要です。
資金流出入の偏り
主要投資資産は2.46億円、現金・預金・その他は0.04億円です。解約超が続くと、純資産の縮小と流動性低下が同時に起きやすくなります。
財務安全性
ETFでは事業会社の自己資本比率よりも、総資産2.87億円、負債0.36億円、純資産2.51億円のバランスを優先して見ます。純資産の厚みと売買口数の推移が、継続性と流動性を判断する基礎になります。
業界動向との関連
債券ETFでは、金利変動と為替ヘッジコストが基準価額と資金流出入に直結しやすい。 同種ETFとの比較では、純資産の増減だけでなく発行済口数や分配金の安定性も重要です。
株価への示唆
ETFでは企業の株価というより、市場価格が基準価額に対してどの程度安定しているかを見る局面です。純資産と口数が同時に増える局面は需給面で追い風になりやすく、逆に解約超が続くと値動きは重くなりやすいです。
今期の総括
今期は純資産2.51億円、発行済口数130千口、100口当たり基準価額1,931円を確認する決算でした。指数の動きだけでなく、資金流入出がどちらに傾いたかを見ておきたい内容です。
来期見通し
ETFのため事業会社の会社予想はありません。次回は、連動対象指数の方向、為替ヘッジコスト、純資産残高、発行済口数、分配金水準の変化を継続確認します。
総合判断
総合判断は弱気。判断の軸は、純資産2.51億円、発行済口数130千口、100口当たり基準価額1,931円、そして期中の設定1,170千口と解約2,100千口のバランスです。ETFは資金流入出が数字に出やすいため、次回開示でも同じ指標を追いかけます。
出典
本記事は、対象ETFが開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年5月期(2025年11月11日~2026年5月10日)決算短信」、iF米国債35H有、開示日: 2026-06-23