PRTIMES 3922 2027年2月期第1四半期決算 売上高25.27億円(+9.7%) 営業利益: 8.80億円 売上高: 25.27億円 リスク: 投資回収・統合費用 設備投資・償却負担

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高25.27億円23.05億円+9.7%108.44億円23.3%
EBITDA9.94億円9.49億円+4.7%36.85億円27.0%
営業利益8.80億円8.83億円-0.4%32.50億円27.1%
経常利益8.99億円8.84億円+1.7%32.38億円27.8%
純利益6.04億円5.72億円+5.6%22億円27.5%
EPS44.73円42.49円+5.3%162.86円27.5%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率+5.3%当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は34.8%、総資産経常利益率は非開示です。EBITDAは増益でしたが営業利益は微減となっており、償却費などの影響も含めて収益性を確認する必要があります。

ポジティブ要因

営業利益の変化

EBITDAは9.94億円(前年比+4.7%)を確保しました。一方、営業利益は8.80億円(同-0.4%)で、売上成長を営業増益につなげられるかが次の確認点です。

売上規模の確認

売上高は25.27億円、前年比は+9.7%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は85.4%、純資産は95.45億円です。ここが薄い会社では、赤字の大小よりも赤字が何四半期続けられるかを市場は見ます。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

販売数量・コスト前提の変動

通期予想は売上高108.44億円、EBITDA36.85億円、営業利益32.50億円です。第1四半期の営業利益進捗率は27.1%ですが、季節性を踏まえ、増収と利益率の両立を継続できるかを見る必要があります。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

財務安全性

財務安全性では、総資産110億円、純資産95.45億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率85.4%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は売上高25.27億円(+9.7%)、EBITDA9.94億円(+4.7%)、営業利益8.80億円(-0.4%)、親会社株主に帰属する四半期純利益6.04億円(+5.6%)という内容でした。増収と最終増益を確保した一方、営業段階ではわずかに減益となっています。

来期見通し

通期見通しでは、売上高108.44億円、EBITDA36.85億円、営業利益32.50億円、経常利益32.38億円、親会社株主に帰属する当期純利益22億円、EPS162.86円が示されています。営業利益は前期比10.3%減の計画であり、増収投資と収益性のバランスが焦点です。

総合判断

総合判断は中立。売上高は伸び、通期営業利益計画に対する進捗率も27.1%ですが、営業利益は前年同期比0.4%減でした。次回は増収が営業増益につながるか、営業利益率とキャッシュ創出力を確認したいところです。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、PRTIMES、開示日: 2026-07-14