決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1786.76億円 | 1637.56億円 | +9.1% | 3920億円 | 45.6% |
| 営業利益 | 135.64億円 | 191.52億円 | -29.2% | 340億円 | 39.9% |
| 経常利益 | 135.46億円 | 189.44億円 | -28.5% | 340億円 | 39.8% |
| 純利益 | 99.81億円 | 121.45億円 | -17.8% | 465億円 | 21.5% |
| EPS | 139.26円 | 168.81円 | -17.5% | 648.8円 | 21.5% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
2027年3月期中間期の報告セグメント別外部売上高とセグメント利益は次の通りです(単位:百万円)。売上高・利益ともセグメント間取引の調整前の区分別金額です。
| セグメント | 売上高(当期/前年同期) | セグメント利益(当期/前年同期) |
|---|---|---|
| 化成品 | 52,608/52,292 | 1,684/5,624 |
| セメント | 32,919/32,113 | 4,255/4,835 |
| 電子先端材料 | 45,982/42,104 | 6,756/6,972 |
| ライフサイエンス | 29,043/19,279 | 5,305/4,016 |
| 環境事業 | 2,541/2,622 | 53/256 |
| その他 | 15,580/15,345 | 890/1,377 |
連結売上高は178,676百万円、連結営業利益は13,564百万円です。セメント事業は2026年10月1日付で国内販売事業を譲渡しており、この中間期の数字は譲渡前の実績です。
財務安全性
財務安全性では、総資産5904.78億円、純資産3075.09億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率48.8%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF157.12億円、投資CF-146.79億円、財務CF-14.45億円、現金及び現金同等物の期末残高460.70億円です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | -17.5% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は7.6%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
数値から確認できる点
売上規模の確認
売上高は1786.76億円、前年比は+9.1%です。増収に対して営業損益は弱く、採算の確認が必要です。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は48.8%、純資産は3075.09億円です。資本余力は、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。
リスク要因
営業減益
営業利益は135.64億円で、前年同期比29.2%減です。減益要因が価格転嫁、数量、原価、人件費のどこにあるかが論点です。営業利益率は7.6%です。
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは157.12億円です。売掛金、在庫、仕入れ条件による資金移動と、会計利益を照合する必要があります。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期予想は売上高3920億円、営業利益340億円です。利益予想への進捗に加え、会社が開示する事業別の採算や予想前提の変化を確認します。
市場評価の変動可能性
株価の反応は、決算発表時の価格、出来高、市場予想などを併せて確認する必要があります。
業界動向との関連
同業他社との同期間の数値比較は行っていません。同社の売上・利益の変化と、開示された事業別の状況を確認します。
株価への示唆
増収と営業損益の動きが異なります。会社の営業利益予想は340億円で、今後の実績と採算の変化が確認点です。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高1786.76億円(+9.1%)、営業利益135.64億円(-29.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益99.81億円(-17.8%)という内容でした。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。一時的な損益や税効果は、本業の収益力と分けて確認します。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上高3920億円、営業利益340億円、経常利益340億円、純利益465億円、EPS648.8円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。
決算の読み方
本記事は決算短信と会社開示に記載された実績・予想を整理したものです。四半期の数値や一時要因だけから株価の方向を断定せず、会社予想の前提と次回開示を確認します。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2027年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」、トクヤマ、開示日: 2026-10-29