決算サマリー
| 項目 | 当期 | 前期 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 主要投資資産 | 10.24億円 | 8.92億円 | +14.8% |
| 現金・預金・その他(総資産-主要投資資産) | 0.17億円 | 0.43億円 | -60.5% |
| 純資産 | 10.38億円 | 9.30億円 | +11.6% |
| 発行済口数 | 800千口 | 850千口 | -5.9% |
| 100口当たり基準価額 | 129,847円 | 109,448円 | +18.6% |
| 100口当たり分配金 | 0円(2026年8月期) | 0円(2026年2月期) | 横ばい |
セグメント
ETFには事業会社の報告セグメントという概念は適用されません。当期末の資産構成は、主要投資資産10.24億円、現金・預金・その他(総資産-主要投資資産)0.17億円であり、個別銘柄や用途別の運用損益は決算短信で開示されていません。
財務安全性
ETFでは事業会社の自己資本比率よりも、総資産10.41億円、負債0.02億円、純資産10.38億円のバランスを優先して見ます。純資産の厚みと売買口数の推移が、継続性と流動性を判断する基礎になります。
定量評価
グローバルX チャイナテック・トップ10 ETFはMirae Asset China Tech Top 10 Index(配当込み、円換算ベース)に連動する株式ETFです。純資産は10.38億円、発行済口数は800千口、100口当たり基準価額は129,847円でした。期中は設定550千口に対して解約600千口が上回り、資金流出超でした。
ポジティブ要因
基準価額は18.6%上昇
100口当たり基準価額は109,448円から129,847円へ上昇した。期中の純資産増加には、資金流入ではなく保有資産の値上がりが大きく寄与したと読める。
純資産も11.6%増
期末純資産は10.38億円と前期末の9.30億円を上回った。発行済口数は減ったものの、基準価額の上昇が資産残高を押し上げた。
ゼロ分配を明示
2026年8月期の100口当たり分配金は0円。当期は分配金がなく、投資判断では分配額より基準価額の値動きが中心となる。
リスク要因
中国テック10銘柄への集中
指数は中国の代表的なテクノロジー企業10社に絞られる。銘柄数が限られるため、主要構成銘柄の業績・規制・株価変動が基準価額に強く響く可能性がある。
為替と複数市場の取引時間
指数は中国本土、香港、米国に上場する中国企業を含み、円換算される。各市場の値動きや為替、取引時間の違いがETF価格と基準価額の乖離につながることがある。
交換超過と小さな資産規模
期中は設定55万口に対し解約60万口で、差し引き5万口の交換超過。純資産は10.38億円で、資金流出が続けば売買の厚みやスプレッドへの影響を確認する必要がある。
業界動向との関連
404Aは中国本土・香港・米国の市場に上場する中国テック企業10社を対象とする。広範な中国株指数より構成銘柄が少なく、テック株固有の成長期待と規制・競争環境の振れを強く受ける。今期は基準価額が上昇した一方で交換が設定を上回り、値動きと資金フローは別方向だった。
株価への示唆
基準価額が18.6%上昇しても、期中の発行済口数は5.9%減った。価格上昇を投資家需要の回復と読み替えず、次期の設定・解約とETF市場価格の乖離を確認したい。中国テックへの集中と円換算の影響も大きく、指数上昇が続くかだけでなく、下落局面での流動性が評価を左右する。
今期の総括
2026年8月期は純資産10.38億円、発行済口数80万口、100口当たり基準価額129,847円。基準価額の上昇で純資産は11.6%増えたが、発行済口数は5.9%減少し、期中は交換超過だった。分配金は100口当たり0円。
来期見通し
ETFに事業会社の業績予想はない。次期はChina Tech Top 10 Indexの円換算値、為替、設定・解約、取引所価格と基準価額の乖離を確認する。10銘柄への集中度が高いため、上昇率だけでなく構成銘柄や資金流出の変化も追いたい。
総合判断
総合判断は中立。基準価額の18.6%上昇で純資産は増えたが、発行済口数は減り、期中も5万口の交換超過だった。中国テックへの集中投資は上昇局面で伸びやすい半面、規制・為替・主要銘柄の反落が重なると値動きも大きくなり得る。
出典
- 決算短信(2026年9月24日開示)
- グローバルX チャイナテック・トップ10 ETF・商品情報