決算サマリー
| 項目 | 1Q実績 | 前年同期 | 増減率 | 2Q累計会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 39.25億円 | 31.06億円 | +26.4% | 79.70億円 | 49.2% |
| 営業利益 | 2.39億円 | 1.08億円 | +121.2% | 4.80億円 | 49.8% |
| 経常利益 | 2.58億円 | 1.17億円 | +119.0% | 5.00億円 | 51.6% |
| 四半期純利益 | 1.93億円 | 1.03億円 | +87.2% | 3.60億円 | 53.6% |
| EPS | 21.40円 | 11.44円 | +87.1% | 39.83円 | 53.7% |
2Q累計予想に対して、利益はおおむね50%前後まで進捗しています。通期予想が未定のため、半期予想の達成度と追加開示が重要です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +87.1% | 1Q EPS21.40円、前年同期11.44円 | 純利益の増加を反映しています。 |
| 営業利益率 | 6.1% | 前年同期3.5% | 売上増と採算改善が同時に出ています。 |
| ROIC | 簡易0.6% | 営業利益2.39億円、総資産293.12億円、税率30%仮定 | 1Qベースの簡易値で、厳密な投下資本ベースではありません。 |
| PER推移 | 未算定 | 株価データ要確認 | PERは市場株価とEPSが必要なため、本記事では算定しません。 |
総資産は293.12億円、純資産は227.93億円、自己資本比率は77.8%です。前期末の85.7%からは低下しましたが、財務安全性は高い水準です。
ポジティブ要因
プラスチック成形事業の回復
プラスチック成形事業は売上高35.58億円(前年同期比+21.9%)、営業利益3.93億円でした。半導体関連部材の需要回復が、売上と利益の両方を押し上げています。
成形機事業も大幅増収
成形機事業は売上高4.28億円(前年同期比+85.4%)、営業利益0.46億円でした。前期の低水準から回復し、全社利益の上乗せ要因になっています。
利益進捗は半期予想に沿う
2Q累計予想に対する進捗率は、営業利益49.8%、経常利益51.6%、純利益53.6%です。第1四半期時点では、半期予想に対して概ね順調です。
リスク要因
通期予想が未定
会社は通期業績予想について、合理的な業績予想の算定が困難として未定としています。半導体関連需要の変動が大きく、通期の成長持続性はまだ確認できません。
自己資本比率の低下
自己資本比率は77.8%と高い水準ですが、前期末の85.7%から低下しています。総資産が増えた中で、運転資金や設備関連の動きを確認する必要があります。
半導体サイクルへの依存
主力のプラスチック成形事業は半導体関連需要の影響を受けます。需要回復局面では利益が伸びますが、在庫調整や投資抑制が出ると業績が振れやすくなります。
財務安全性
第1四半期ではキャッシュ・フロー計算書は作成されていません。財政状態では、総資産293.12億円、純資産227.93億円、自己資本比率77.8%を確認します。財務安全性は高いものの、通期予想が未定のため、今後の需要見通しと在庫・設備投資の動きが重要です。
業界動向との関連
ミライアルの業績は半導体製造工程向けの需要と連動しやすい構造です。今回の決算では、プラスチック成形事業と成形機事業の両方に回復が見られます。半導体市況の回復が継続するか、顧客の在庫調整が再び強まるかが次の焦点です。
株価への示唆
売上高と営業利益の大幅増加は前向きです。半期予想に対する進捗も概ね順調で、短期的には業績回復を確認できる内容です。一方、通期予想が未定であるため、持続性への評価は追加開示待ちになります。
今期の総括
第1四半期は売上高39.25億円(+26.4%)、営業利益2.39億円(+121.2%)でした。プラスチック成形事業が回復し、成形機事業も大幅増収となったことで、全社利益は大きく改善しました。業績の方向は明確に回復ですが、通期視界の不透明さを残す決算です。
通期見通し
2Q累計予想は売上高79.70億円、営業利益4.80億円、経常利益5.00億円、純利益3.60億円です。通期予想は未定です。配当は第2四半期末30円、期末配当は未定です。次回は通期見通しの開示有無と半導体関連需要の継続性を確認します。
総合判断
総合判断は中立です。1Q実績は強く、半期予想に対する進捗も順調です。ただし、通期予想が未定で、半導体サイクルへの依存も大きいため、判断は一段保留します。次回は通期予想、セグメント利益率、キャッシュ・フロー開示を重点確認します。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2027年1月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、ミライアル、開示日: 2026-06-08