決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 537.61億円 | 432.02億円 | +24.4% | 637.06億〜653.19億円 | 該当なし |
| 営業利益 | 81.85億円 | 28億円 | +192.3% | 125.14億〜144.64億円 | 該当なし |
| 経常利益 | 81.70億円 | 27.43億円 | +197.8% | 125.93億〜145.45億円 | 該当なし |
| 純利益 | 67.78億円 | 4.24億円 | +1498.6% | 83.76億〜102.21億円 | 該当なし |
| EPS | 53.58円 | 3.36円 | +1494.6% | 66.41〜81.04円 | 該当なし |
通期決算では会社計画欄に次期予想を置いているため、進捗率は該当なしとしています。前年比などが非開示の場合は、決算短信側で前年実績または増減率が示されていないことを意味します。
セグメント
今回の訂正対象は個別財政状態の総資産であり、連結売上高537.61億円、営業利益81.85億円や事業別の業績を変更するものではない。訂正資料にはセグメント別・サービス別の数値が再掲されていないため、この欄では事業別利益を推計せず、連結業績への影響がないことを確認する。
財務安全性
財務安全性では、総資産549.58億円、純資産210.94億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率36.4%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF96.41億円、投資CF-6.08億円、財務CF-33.67億円、現金及び現金同等物の期末残高368.49億円です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +1494.6% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 38.8% | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は15.2%、総資産経常利益率は15.9%です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
法定利益と調整後営業利益
営業利益は81.85億円(前期比192.3%増)、調整後営業利益は84.27億円(同137.0%増)でした。株式報酬関連費用などを戻した調整後指標だけでなく、法定営業利益も大きく伸びています。
売上規模の確認
売上高は537.61億円、前年比は+24.4%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は36.4%、純資産は210.94億円です。ここが薄い会社では、赤字の大小よりも赤字が何四半期続けられるかを市場は見ます。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは96.41億円です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。
販売数量・コスト前提の変動
2027年5月期は売上高637.06億〜653.19億円、営業利益125.14億〜144.64億円のレンジ予想です。レンジ下限でも増収増益を見込む一方、人員投資や株式報酬関連費用が利益率へ与える影響は分けて確認する必要があります。
市場評価の変動可能性
決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。
業界動向との関連
業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。
株価への示唆
中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
2026年5月期は24.4%増収、営業利益は前期の28.00億円から81.85億円へ拡大しました。営業CFも96.41億円の黒字です。純利益の高い伸び率には前期の低い比較基準も影響するため、法定営業利益とキャッシュの継続性が評価の軸になります。
来期見通し
2027年5月期は売上高637.06億〜653.19億円、営業利益125.14億〜144.64億円、純利益83.76億〜102.21億円を見込みます。予想EPSは66.41〜81.04円です。レンジ下限の達成に必要な売上成長と営業利益率を四半期ごとに確認します。
総合判断
総合判断は中立。判断の根拠は、売上高537.61億円、営業利益81.85億円、純利益67.78億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。数字がそろうまでは、市場はまだ少し距離を置きます。
訂正開示の反映
Sansanは2026-08-10に「(訂正・数値データ訂正)「2026年5月期決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正に関するお知らせ」を開示したため、この記事は訂正後の内容を反映しています。
| 訂正箇所 | 訂正前 | 訂正後 |
|---|---|---|
| (2)個別財政状態 | 総資産純資産自己資本比率 1 株当たり純資産百万円百万円 % 円銭 2026 年 5 月期 55,834 22,705 38.9 171.99 2025 年 5 月期 47,766 16,524 32.6 123.06 (参考)自己資本 2026 年 5 月期 21,693百万円 2025 年 5 月期 15,551百万円 | 総資産純資産自己資本比率 1 株当たり純資産百万円百万円 % 円銭 2026 年 5 月期 55,829 22,705 38.9 171.99 2025 年 5 月期 47,766 16,524 32.6 123.06 (参考)自己資本 2026 年 5 月期 21,693百万円 2025 年 5 月期 15,551百万円 |
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年5月期 通期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、Sansan、開示日: 2026-07-13
- 「(訂正・数値データ訂正)「2026年5月期決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正に関するお知らせ」、Sansan、開示日: 2026-08-10