Link-Uグループ 4446 2026年7月期通期決算 売上高48億円(-0.7%) 営業損失: 3.82億円 売上高: 48億円 リスク: 為替変動 受注採算・案件進捗 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上収益48.00億円48.35億円-0.7%40.00〜42.00億円—
営業利益-3.82億円3.26億円赤字転落4.00〜4.80億円該当なし
税引前利益-3.80億円3.08億円赤字転落3.70〜4.50億円該当なし
純利益-5.54億円1.47億円赤字転落2.41〜2.93億円該当なし
EPS-39.14円10.44円赤字転落17.00〜20.67円該当なし

通期決算では次期予想をレンジで記載している。売上収益は40.00〜42.00億円、営業利益は4.00〜4.80億円、税引前利益は3.70〜4.50億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は2.41〜2.93億円。通期実績に対する進捗率は、決算期が異なるため表示していない。

セグメント

Link-Uグループはインターネットサービス事業の単一セグメントで、当期のセグメント別損益は開示していない。2027年7月期からは、マンガプラットフォーム、コンテンツソリューション、ライフスタイルの3区分へ再編する予定で、国内外のマンガサービス、IP・システム開発、自社プロダクト・読み放題サービスを成長領域としている。

財務安全性

財務安全性では、総資産48.65億円、純資産22.89億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率47.1%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF6.77億円、投資CF-9.54億円、財務CF-4.29億円、現金及び現金同等物の期末残高9.53億円です。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率赤字転落当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE-22.7%決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は-8%、総資産税引前利益率は-7.2%です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

売上規模の確認

売上高は48億円、前年比は-0.7%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は47.1%、純資産は22.89億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。

リスク要因

営業減益

営業利益は-3.82億円です。赤字が残る決算では、売上成長より固定費吸収と採算の確認が先になります。

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは6.77億円です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

事業再編と減損

連結子会社Romanzののれん745百万円を減損損失として計上し、Brightechとバリューコンサルティングを連結から除外、コンパスを持分法適用関連会社へ移した。再編後の継続事業で利益率を回復できるかが、次期計画の前提となる。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

市場はまだ信用しにくい内容です。売上、利益率、キャッシュのうち少なくとも一つがはっきり改善しないと、決算を買う理由は作りにくいでしょう。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は売上収益48.00億円(-0.7%)、営業損失3.82億円、税引前損失3.80億円、親会社の所有者に帰属する当期損失5.54億円という内容でした。ここで見たいのは、売上規模ではなく営業利益の質です。のれん減損や事業再編の影響を分け、継続事業の収益力を確認する必要があります。

来期見通し

2027年7月期の予想は、売上収益40.00〜42.00億円、営業利益4.00〜4.80億円、税引前利益3.70〜4.50億円、親会社の所有者に帰属する当期利益2.41〜2.93億円、EPS17.00〜20.67円。連結範囲変更の影響を除く継続事業では増収・利益成長を見込むため、再編後の実績で検証する。

総合判断

総合判断は弱気。判断の根拠は、売上収益48.00億円、営業損失3.82億円、税引前損失3.80億円、親会社の所有者に帰属する当期損失5.54億円という決算短信上の主要数値と、のれん減損・連結範囲変更の影響です。次回は再編後の営業利益率、営業CF、海外事業の伸びを確認したい。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年7月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」、Link-Uグループ、開示日: 2026-09-14