決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 30.60億円 | 非開示 | 非開示 | 67.50億円 | 45.3% |
| 営業利益 | 6.70億円 | 非開示 | 非開示 | 15億円 | 44.7% |
| 経常利益 | 6.76億円 | 非開示 | 非開示 | 15億円 | 45.1% |
| 純利益 | 5.03億円 | 非開示 | 非開示 | 9.50億円 | 52.9% |
| EPS | 24.91円 | 非開示 | 非開示 | 47円 | 53.0% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
| 事業 | 売上高 | 構成比 | セグメント利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 株主管理プラットフォーム | 29.70億円 | 97.1% | 6.57億円 | 22.1% |
| 広告 | 0.89億円 | 2.9% | 0.12億円 | 13.5% |
| 合計 | 30.60億円 | 100.0% | 6.70億円 | 21.9% |
主力では「プレミアム優待倶楽部」が26.41億円、IR-naviが1.76億円、サステナビリティソリューションが1.11億円、その他が0.40億円でした。優待倶楽部の契約は112社へ2社純増した一方、IR-naviは367社へ8社純減。売上単価上昇で契約数減を補えているかが次回の焦点です。なお株主管理プラットフォームでは1.52億円の減損損失も計上しました。
財務安全性
総資産は54.11億円、純資産は31.47億円、自己資本比率は57.8%です。営業CFは3.72億円、投資CFは-11.47億円、財務CFは-1.53億円、現金同等物は21.99億円。投資CFの赤字は定期預金9億円と無形固定資産2.46億円の取得が中心です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | 非開示 | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は21.9%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
営業利益の変化
営業利益は6.70億円です。前年同期比は開示資料から確認できないため、営業利益率21.9%と会社計画への進捗を分けて見ます。
売上規模の確認
売上高は30.60億円、前年比は非開示です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は57.8%、純資産は31.47億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは3.72億円と黒字ですが、営業利益6.70億円を下回りました。売上債権増2.62億円と法人税支払い2.83億円を、仕入債務増2.73億円が一部相殺しています。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期予想は売上高67.50億円、営業利益15億円です。計画を見る時は、売上前提よりも営業利益率の前提を先に疑います。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗のどれかが崩れると、利益の薄い会社ほどすぐ数字に出ます。
市場評価の変動可能性
決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。
業界動向との関連
業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。
株価への示唆
中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高30.60億円、営業利益6.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益5.03億円という内容でした。ここで見たいのは、きれいな増収コメントではなく営業利益の質です。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。本業の収益力とは異なる要因が混じると、株価の評価は長続きしません。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上高67.50億円、営業利益15億円、経常利益15億円、純利益9.50億円、EPS47円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。
総合判断
総合判断は中立です。株主管理プラットフォームの利益率22.1%と通期営業利益進捗44.7%は堅調ですが、契約数の伸びと減損後の投資回収には不確実性があります。優待倶楽部とIR-naviの契約数・単価を次回も追います。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](非連結)」、G-ウィルズ、開示日: 2026-08-13