決算サマリー
売上高は43,578百万円で前期比0.6%増、営業利益は2,498百万円で同7.0%増、経常利益は2,689百万円で同7.6%増、親会社株主に帰属する当期純利益は2,016百万円で同5.0%増でした。営業利益率は5.7%です。
2027年3月期会社予想は、売上高44,300百万円、営業利益2,700百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,020百万円です。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
定量評価
EPSは2026年3月期実績で201.10円、2027年3月期会社予想で201.79円です。予想EPSはほぼ横ばいです。
2026年5月12日観測の株価2,505円を用いると、予想PERは約12.4倍です。ROICは決算短信の開示情報だけでは算定不可です。ROEは7.9%、自己資本比率は70.0%でした。
ポジティブ要因
売上成長は小さいものの、営業利益と経常利益は増加しました。営業キャッシュ・フローは2,878百万円のプラスで、安定した資金創出が確認できます。
年間配当は125円、来期予想は128円で、予想配当利回りは約5.1%です。財務安定性と株主還元は評価材料です。
リスク要因
臨床検査関連事業は医療制度、検査需要、価格改定、人件費、設備投資負担の影響を受けます。来期の純利益成長は0.2%増にとどまる計画です。
大きな成長を織り込むよりも、安定収益と還元を評価する銘柄として見られやすい点に注意が必要です。
財務安全性
総資産36,863百万円、純資産25,869百万円、自己資本比率70.0%です。現金及び現金同等物は8,267百万円でした。
財務は保守的で、配当継続力を支える基盤があります。一方で投資キャッシュ・フローはマイナスで、設備更新や成長投資の負担は継続します。
業界動向との関連
医療検査需要は高齢化により底堅い一方、診療報酬や検査単価の見直しが収益性に影響します。地域医療インフラとしての需要は安定しやすいものの、コスト上昇への対応が重要です。
株価への示唆
予想PER約12.4倍、予想配当利回り約5.1%は、安定配当を重視する投資家には注目されやすい水準です。ただし利益成長が小さいため、株価上昇には追加の成長材料が必要です。
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
今期の総括
今期は小幅ながら増収増益を確保しました。財務の堅さと高めの配当利回りが特徴です。
来期見通し
来期は売上と営業利益の増加を見込む一方、純利益は横ばいに近い計画です。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。安定性と配当は魅力ですが、利益成長の小ささを踏まえると、株価評価は還元姿勢と業績進捗に左右されます。
出典
会社開示資料「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」。