田谷 4679 2027年3月期第1四半期決算 売上高12.24億円(-4.7%) 営業利益: -0.56億円 売上高: 12.24億円 リスク: 原材料・エネルギー価格 為替変動 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高12.24億円12.85億円-4.7%52億円23.5%
営業利益-0.56億円-0.15億円赤字拡大0.40億円-140.0%
経常利益-0.57億円-0.14億円赤字拡大0.40億円-142.5%
純利益-0.59億円-0.20億円赤字拡大0.10億円-590.0%
EPS-7.99円-3.62円赤字拡大1.35円-591.9%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

田谷は美容事業の単一セグメントで、期末店舗数は61店だった。第1四半期はTAYA中野店を開設する一方、TAYA中野マルイ店を閉鎖し、1店を改装した。店舗再編とデジタル集客を進めているが、売上高は前年同期比4.7%減、営業損失は0.56億円へ拡大した。

財務安全性

財務安全性では、総資産22.36億円、純資産7.39億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率33.1%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率赤字拡大当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は-4.6%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

店舗再編を継続

新規出店、閉鎖、改装を各1店実施し、既存店の収益力向上を進めた。ただ、営業損失は前年同期の0.15億円から0.56億円へ広がり、施策が利益に表れるまで時間を要している。

売上規模の確認

売上高は12.24億円、前年比は-4.7%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は33.1%、純資産は7.39億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。

リスク要因

継続企業に関する重要事象

会社は安定的に利益を計上できる状況に至っていないとして、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象または状況が存在すると説明している。注記自体は付されていないが、資金繰りと再黒字化を優先して見る局面である。

人件費と来店動向

美容師の確保難、人件費・エネルギー費の上昇、節約志向による来店頻度の低下が重なる。通期営業利益予想0.40億円の達成には、第2四半期以降に売上回復と固定費吸収を同時に進める必要がある。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

市場はまだ信用しにくい内容です。売上、利益率、キャッシュのうち少なくとも一つがはっきり改善しないと、決算を買う理由は作りにくいでしょう。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は売上高12.24億円(-4.7%)、営業利益-0.56億円、親会社株主に帰属する当期純利益-0.59億円という内容でした。ここで見たいのは、きれいな増収コメントではなく営業利益の質です。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。本業の収益力とは異なる要因が混じると、株価の評価は長続きしません。

来期見通し

来期または通期見通しでは、売上高52億円、営業利益0.40億円、経常利益0.40億円、純利益0.10億円、EPS1.35円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。

総合判断

総合判断は弱気。判断の根拠は、売上高12.24億円、営業利益-0.56億円、純利益-0.59億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。数字がそろうまでは、市場はまだ少し距離を置きます。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」、田谷、開示日: 2026-07-31