決算サマリー

項目当期実績前期実績増減率来期予想見方
売上高244.42億円207.76億円17.6%増268.00億円伸長
営業利益64.11億円46.76億円37.1%増69.00億円高収益
経常利益64.35億円46.79億円37.5%増69.00億円増益
純利益48.90億円33.30億円46.8%増46.00億円一時益反動
EPS81.78円55.63円47.0%増77.05円来期は反動減

営業利益率は26.2%と前期22.5%から大きく改善した。製造業向けDX、ERP、ライセンス販売の伸びが利益率改善につながった。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率47.0%増前期比利益成長は強い
自己資本比率74.7%前期72.5%財務安全性は高い
予想PER約16.4倍株価1,263円と来期EPS成長継続前提の水準

営業利益と営業利益率が同時に伸びており、本業の収益力は強い。ただし純利益は投資有価証券売却益の影響も含めて分けて見る必要がある。

ポジティブ要因

受注高は245.85億円で13.3%増、売上高は4期連続で過去最高を更新した。製造業の情報化投資が堅調で、同社のERP・製造業DX支援の需要が継続した。

mcframeライセンス売上高は61.84億円で20.8%増となり、過去最高を更新した。ライセンス販売の伸長は収益性改善に寄与した。

リスク要因

製造業のDX投資が鈍化する場合、受注成長は下振れる可能性があります。情報サービス業は人材確保や開発体制の制約も受けやすく、高収益率の維持には採算管理が必要である。

純利益には投資有価証券売却益と税優遇措置の影響が含まれる。来期純利益予想は減益であり、一時的な押し上げを除いた利益持続性を確認したい。

財務安全性

総資産は215.26億円、純資産は160.71億円、自己資本比率は74.7%である。営業CFは59.06億円の黒字、現金及び現金同等物は121.41億円となり、財務余力は大きい。

業界動向との関連

製造業のDX、ERP刷新、SaaS化、AI活用は中長期の追い風である。AI需要は中長期テーマであり、短期業績とは必ずしも一致しません。人材投資と製品開発投資の継続が成長の前提となる。

株価への示唆

2026年5月12日11時台の株価1,263円と来期予想EPS77.05円を使うと、予想PERは約16.4倍である。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

シナリオ想定PER予想EPS理論株価
弱気14.0倍77.05円約1,079円
中立16.0倍77.05円約1,233円
強気18.0倍77.05円約1,387円

ライセンス販売と製造業DX需要が継続する場合は強気側が意識される可能性があります。一方、受注成長が鈍化する場合は下振れる可能性があります。

今期の総括

2026年3月期は、受注・売上・利益の過去最高更新がそろった力強い決算だった。一方で、来期純利益は一時益反動を含めて減益予想であり、営業利益の伸びを重視したい。

来期見通し

2027年3月期は売上高268.00億円、営業利益69.00億円、経常利益69.00億円、純利益46.00億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。本業の成長性と収益性は高いが、株価評価は成長継続を前提にしやすい。次回決算では受注高、ライセンス売上、営業利益率を確認したい。

訂正開示の反映

ビーエンジは2026-06-26に「(訂正・数値データ訂正)「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について」を開示したため、この記事は訂正後の内容を反映しています。

訂正理由は、「2026 年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 」提出後に、記載内容の一部に誤りがあることが判 明したため、これを訂正いたします。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示
  • 「(訂正・数値データ訂正)「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について」、ビーエンジ、開示日: 2026-06-26