決算サマリー

項目2026年3月期前期比2027年3月期予想
売上高711.27億円+10.9%730.00億円
営業利益58.34億円+9.4%62.00億円
経常利益56.65億円+10.9%61.00億円
親会社株主に帰属する当期純利益54.24億円+6.3%48.00億円
EPS191.12円+6.2%169.11円

売上高と営業利益は計画水準を上回る形で着地した。

セグメント動向

セグメント売上高セグメント利益
医薬品事業589.27億円71.21億円
アニマルヘルス事業73.34億円3.44億円
海外事業46.40億円1.08億円
その他事業2.25億円-0.13億円

医薬品事業が全体を牽引し、海外事業も新たな報告セグメントとして加わった。

ポジティブ要因

重点品目が伸びた

医薬品事業では重点品目の伸長により増収となった。

売上高は前年同期から69.88億円増加し、711.27億円となった。

営業利益率8%を達成

営業利益は58.34億円、売上高営業利益率は8.2%である。

中期経営計画2025の目標である営業利益率8%を達成した点は評価材料である。

来期も営業増益計画

2027年3月期は売上高730.00億円、営業利益62.00億円を見込む。

営業利益は6.3%増の計画であり、本業利益の継続成長を会社は想定している。

リスク要因

純利益は減益予想

2027年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益は48.00億円で、11.5%減を見込む。

営業増益でも最終利益が減る計画であり、研究開発費、営業外損益、税負担などを確認したい。

研究開発の進捗リスク

医薬品企業では、承認取得、臨床試験、導入・提携の進捗が中長期の評価を左右する。

開発パイプラインの進展が遅れる場合、成長期待が下振れる可能性がある。

訂正開示後の財務数値確認

今回の訂正は主要損益への影響がないと説明されているが、退職給付債務関連の訂正であるため、純資産、包括利益、1株当たり純資産などの財務指標は訂正後数値で確認する必要がある。

財務安全性

総資産は1,123.79億円、純資産は768.19億円、自己資本比率は62.6%である。

営業キャッシュ・フローは63.03億円、現金及び現金同等物の期末残高は101.26億円だった。

総合判断

総合判断は中立である。

重点品目の伸長と営業利益率8%達成は評価できる。一方で、来期は営業増益計画ながら純利益は減益予想であり、研究開発・海外事業・利益率の持続性を確認する局面である。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信および訂正資料を基に作成しています。

  • 「2026年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」、あすか製薬HD、開示日: 2026-05-11
  • (訂正・数値データ訂正)「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について、開示日: 2026-05-19