決算サマリー
| 項目 | 2027年2月期中間期 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 91億55百万円 | 14.0%増 |
| 営業利益 | 5,044万円 | 54.4%減 |
| 経常損益 | 1,400万円の損失 | 前年は9,000万円の利益 |
| 親会社株主に帰属する中間純損益 | 2,100万円の損失 | 前年は4,900万円の利益 |
| EPS | △10.56円 | 前年は23.46円 |
通期予想は売上高183億28百万円、営業利益2億61百万円、経常利益1億16百万円、純利益1億円です。営業利益の進捗率は19.2%で、下期に利益を積み上げる必要があります。
セグメント
| 地域セグメント | 外部顧客売上高 | 前年同期比 | セグメント利益 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 60億13百万円 | 5.5%増 | 5,574万円(71.1%減) |
| 仏国 | 31億43百万円 | 34.6%増 | 19万円(前年は8,351万円の損失) |
セグメント利益の調整額はマイナス549万円で、内部取引消去などを含みます。調整後の連結営業利益は5,044万円です。国内は受注価格へのコスト転嫁が追いつかず、仏国は医薬品・化粧品受注の回復で増収となったと会社は説明しています。
財務安全性
中間期末の総資産は178億98百万円、純資産は41億79百万円、自己資本比率は23.4%でした。営業キャッシュ・フローは2億60百万円、投資キャッシュ・フローは9億63百万円の支出です。
定量評価
営業利益率は0.55%で、前年同期の1.38%から低下しました。通期営業利益計画に対する進捗は19.2%です。経常・純利益は中間期で赤字となり、営業利益の進捗だけでは計画達成を判断できません。
ポジティブ要因
仏国子会社の受注回復と円安効果を背景に、仏国セグメント売上は34.6%増え、前年同期の営業赤字から小幅黒字に転じました。連結売上も増加しています。
リスク要因
国内では原材料費、人件費、諸経費が上昇し、会社は受注価格への転嫁が十分でないと説明しています。連結営業利益が減益となり、経常・純損益も赤字化したため、下期の採算改善が課題です。
株価への示唆
増収だけでは収益回復を示せず、営業利益率と国内セグメントの採算が焦点です。通期計画の営業利益進捗が2割弱にとどまるため、次回決算では利益率の回復と受注先送り案件の進捗を確認したいところです。
今期の総括
中間期は仏国の回復で増収となりましたが、国内コスト増を補えず減益、純損失となりました。売上成長と利益回復に差がある決算です。
来期見通し
来期予想は開示されていません。現行通期計画の達成度と、国内の価格転嫁および仏国の利益回復が続くかを確認します。
総合判断
連結売上は伸びましたが、営業減益と中間純損失で採算面には課題が残ります。国内のコスト転嫁と仏国子会社の収益改善が通期計画の鍵です。
出典
- 日本色材工業研究所「2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信」(2026年10月13日公表、公式IR)。