決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | 382.09億円 | 258.46億円 | +47.8% | 791.10億円 | 48.3% |
| 売上総利益 | 145.94億円 | 100.02億円 | +45.9% | 303.50億円 | 48.1% |
| 営業利益 | 10.55億円 | 7.44億円 | +41.6% | 30.60億円 | 34.5% |
| 税引前利益 | 7.35億円 | 3.05億円 | +140.3% | 25.10億円 | 29.3% |
| 親会社帰属利益 | 4.95億円 | 1.59億円 | +211.2% | 16.30億円 | 30.4% |
| EPS | 8.27円 | 2.65円 | +212.1% | 非開示 | 該当なし |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
インターネット関連事業の単一セグメントで、マーケティングプラットフォーム、パートナーグロースプラットフォーム、D2Cプラットフォームを展開する。サービス別利益は開示していないため、売上収益382.09億円、売上総利益145.94億円、営業利益10.55億円の順に利益転換率を確認する。
財務安全性
財務安全性では、総資産516.29億円、純資産178.41億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率34.2%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF6.58億円、投資CF-13.64億円、財務CF3.85億円、現金及び現金同等物の期末残高83.17億円です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +212.1% | 当期EPSと前年同期EPS | 親会社帰属利益の増加と同方向です。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
売上収益営業利益率は2.8%、売上総利益に対する営業利益率は7.2%。売上総利益の成長を営業利益へつなげる費用管理が確認点です。
ポジティブ要因
営業利益の変化
営業利益は10.55億円(+41.6%)。調整後EBITDAは23.47億円(+38.4%)で、会計利益と会社定義指標の両方が伸びました。
売上規模の確認
売上高は382.09億円、前年比は+47.8%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は34.2%、純資産は178.41億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは6.58億円です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。
販売数量・コスト前提の変動
通期予想は売上収益791.10億円、売上総利益303.50億円、営業利益30.60億円です。中間期の営業利益進捗率は34.5%で、下期に利益成長を加速できるかが焦点です。
市場評価の変動可能性
決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。
業界動向との関連
業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。
株価への示唆
中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上収益382.09億円(+47.8%)、営業利益10.55億円(+41.6%)、親会社帰属利益4.95億円(+211.2%)という内容でした。営業CFは6.58億円の黒字ですが、投資CFは-13.64億円であり、成長投資後の現金創出力を確認します。
来期見通し
通期見通しは売上収益791.10億円、売上総利益303.50億円、営業利益30.60億円、税引前利益25.10億円、親会社帰属利益16.30億円です。売上総利益は中間期で48.1%進捗する一方、営業利益は34.5%進捗にとどまります。
総合判断
総合判断は中立。高い増収率と親会社帰属利益の拡大は支えですが、通期営業利益への進捗は34.5%です。下期の費用効率、営業CF、買収後の統合効果を確認したいところです。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年12月期第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)」、G-AnyMind、開示日: 2026-08-14