三和ホールディングス 5929 2027年3月期第1四半期決算 売上高1404億円(-0.3%) 営業利益: 58.78億円 売上高: 1404億円 リスク: 原材料・エネルギー価格 為替変動 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高1404億円1407.75億円-0.3%6770億円20.7%
営業利益58.78億円99.24億円-40.8%810億円7.3%
経常利益66.51億円104.09億円-36.1%825億円8.1%
純利益48.42億円72.18億円-32.9%600億円8.1%
EPS23.1円33.75円-31.6%288.08円8.0%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

地域売上高前年同期比セグメント損益前年同期比
日本554.17億円+1.3%19.14億円+34.9%
北米527.13億円-5.5%46.87億円-41.5%
欧州302.66億円+9.5%-5.07億円9.20億円悪化
アジア21.26億円-20.8%-1.60億円1.08億円悪化

日本は価格転嫁とメンテナンス・サービスが寄与しました。北米は関税対応の値上げを進めたものの住宅市場低迷が響き、欧州は現地通貨ベースで4.9%減収、アジアは華東事業の厳しい市場環境が続きました。

財務安全性

財務安全性では、総資産5292.57億円、純資産3412.34億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率64.0%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率-31.6%当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は4.2%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

営業利益の変化

日本はセグメント利益が34.9%増え、売価転嫁とサービス拡大の効果が表れました。

売上規模の確認

欧州は円換算で増収でしたが現地通貨ベースでは減収です。為替換算を除いた地域需要の見極めが必要です。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は64.0%、純資産は3412.34億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

販売数量・コスト前提の変動

北米の住宅市場、米国関税、欧州の需要低迷、華東事業の構造改革が主なリスクです。第1四半期の営業利益進捗率は7.3%で、季節性を考慮しても回復経路を確認する必要があります。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

開口部製品は住宅・非住宅建設の需要に左右されます。地域分散は強みですが、今期は北米住宅の弱さと欧州のコスト上昇が同時に表れました。

株価への示唆

日本の改善だけでは海外減益を補えていません。通期予想据え置きの信頼度は、北米の販売回復と欧州の赤字解消で判断されます。

今期の総括

日本は改善しましたが、海外3地域の悪化で営業利益は4割減りました。全社では売上横ばいでも利益率が大きく低下しており、地域別の収益回復が課題です。

来期見通し

通期予想は据え置きで、売上高6,770億円、営業利益810億円を見込みます。年間配当予想146円のうち14円は記念配当です。

総合判断

総合判断はやや慎重です。日本の改善は評価できますが、海外の減益幅と低い通期進捗を踏まえ、北米・欧州の回復確認を優先します。

期中レビュー完了の反映

三和HDは2026-08-10に「2027年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)」を開示しました。この記事は、監査法人による期中レビューが完了した同決算短信を反映しています。業績数値の訂正を示す開示ではありません。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、三和HD、開示日: 2026-07-31
  • 「2027年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)」、三和ホールディングス、開示日: 2026-08-10