元気な介護(599A) 2023年6月期 通期決算 売上高66.50億円 営業CF5.40億円 経常利益 2.78億円 / 純利益 1.47億円 / 自己資本比率 13.1%

決算サマリー

項目2023年6月期実績前期比
売上高6,649,979千円(66.50億円)-
経常利益278,422千円(2.78億円)-
親会社株主に帰属する当期純利益146,729千円(1.47億円)-
純資産895,732千円(8.96億円)-
EPS43.15円-
BPS263.45円-

発行者情報には比較対象となる前期数値がなく、増減率は算定していない。EPS43.15円とBPS263.45円は、2026年4月1日の1株から1,000株への株式分割を期首に実施したと仮定した会社開示値である。主要指標表には営業利益が掲載されていないため、推定していない。

定量評価

総資産68.59億円、純資産8.96億円、自己資本比率13.1%。ROEは17.0%だった。利益効率は高く見えるが、自己資本が薄い状態である点を切り離して読む必要がある。

ポジティブ要因

営業キャッシュ・フローは5.40億円で、純利益1.47億円を上回った。介護サービスから得た利益が運転資金を含めて現金化されていた点は、この期の財務上の支えだった。

リスク要因

投資キャッシュ・フローはマイナス16.04億円、フリーキャッシュ・フローはマイナス10.63億円。財務キャッシュ・フロー15.67億円で投資を賄っており、拠点拡大が借入など外部資金に依存する構造だった。

財務安全性

期末現金及び現金同等物は13.20億円。純資産は8.96億円まで積み上がったものの、自己資本比率13.1%は低い。成長投資を続けるには、営業CFの維持と純資産の蓄積が必要だった。

業界動向との関連

介護需要は高齢化で増えやすい一方、事業所の開設には人材、建物、設備が必要になる。需要成長だけでなく、投資回収と職員確保が収益性を決める業態である。

株価への示唆

当時は非上場で市場株価がなく、PERは算定されていない。上場後の比較材料としては、売上規模より自己資本比率とフリーキャッシュ・フローの改善を優先したい。

今期の総括

2023年6月期は営業CFを確保した一方、投資負担が大きい年度だった。事業拡大の原資を営業CFだけでは賄えず、財務調達への依存が残った。

来期見通し

翌2024年6月期には売上高80.93億円、経常利益4.72億円まで拡大した。2023年6月期の投資が規模拡大につながった一方、借入と自己資本のバランスは継続課題となった。

総合判断

総合判断は中立。営業CFは堅調だったが、フリーCFの赤字と低い自己資本比率を考えると、成長投資の回収確認が欠かせない決算だった。

出典

  • 株式会社元気な介護「第20期決算公告」(2023年9月27日)
  • 株式会社元気な介護「発行者情報」(2026年6月12日、2023年6月期連結実績を収録)
  • 株式会社元気な介護「IR情報」