元気な介護(599A)2024年6月期 通期決算 売上高80.93億円 経常利益4.72億円 増収率 +21.7% / 経常増益率 +69.6% / 営業CF 6.02億円

決算サマリー

項目2024年6月期実績2023年6月期増減率
売上高8,092,546千円(80.93億円)6,649,979千円(66.50億円)+21.7%
営業利益3.48億円非掲載-
経常利益472,221千円(4.72億円)278,422千円(2.78億円)+69.6%
親会社株主に帰属する当期純利益232,278千円(2.32億円)146,729千円(1.47億円)+58.3%
純資産1,128,010千円(11.28億円)895,732千円(8.96億円)+25.9%
EPS68.32円43.15円+58.3%
BPS331.77円263.45円+25.9%

定量評価

営業利益率は4.30%、経常利益率は5.84%、純利益率は2.87%。自己資本比率は13.1%から15.9%へ2.8ポイント改善し、ROEは23.0%だった。BPSも263.45円から331.77円へ25.9%増えた。

ポジティブ要因

増収率を上回る経常増益となり、利益率と営業CFが同時に改善した。営業キャッシュ・フローは6.02億円で、前年の5.40億円から11.5%増えた。

リスク要因

投資キャッシュ・フローはマイナス6.50億円で、フリーキャッシュ・フローは約0.48億円の赤字だった。2023年6月期より投資超過は縮小したが、営業CFだけで成長投資を完全には賄えていない。

財務安全性

総資産70.77億円、純資産11.28億円、期末現金及び現金同等物11.33億円。純資産は25.9%増えたものの、自己資本比率15.9%はなお高い水準とは言いにくい。

業界動向との関連

介護需要の取り込みに加え、拠点運営の効率と助成金収入が経常利益を支えた。介護業界では人件費負担が大きく、利益率を維持するには稼働率と職員配置の両立が必要になる。

株価への示唆

当時は非上場でPERの市場比較はできない。後の上場評価では、2024年6月期の利益率と営業CFが再現可能な水準だったかが基準になる。

今期の総括

2024年6月期は、売上、利益、営業CF、自己資本比率がそろって改善した。過去3期の中では最も収益の質が良かった年度と評価できる。

来期見通し

翌2025年6月期は売上高がさらに9.4%増えたが、営業利益は70.6%、経常利益は68.1%減少した。2024年6月期の高い利益水準がそのまま続かなかった点は重要である。

総合判断

総合判断はやや前向き。ただし、後続年度で利益率が崩れたため、2024年6月期を平常収益力として固定するのは危険だ。拠点拡大と利益率を毎期セットで確認したい。

出典

  • 株式会社元気な介護「第21期決算公告」(2024年9月26日)
  • 株式会社元気な介護「発行者情報」(2026年6月12日、2024年6月期連結実績を収録)
  • 株式会社元気な介護「IR情報」