レックスアドバイザーズ 602A 2026年12月期 中間決算 売上高7.02億円、営業損失0.52億円 人材紹介売上: 4.80億円 自己資本比率: 76.2% リスク: 採用・広告の先行費用 営業CF: 0.89億円の流出 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高7.02億円非開示非開示16.85億円41.6%
営業利益-0.52億円非開示非開示0.25億円該当なし
経常利益-0.52億円非開示非開示0.24億円該当なし
純利益-0.35億円非開示非開示0.14億円該当なし
EPS-41.22円非開示非開示17.58円該当なし

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

同社は人材支援事業の単一セグメントだが、サービス別売上高を開示している。人材紹介は4.80億円で全体の68.5%、人材派遣は1.95億円で27.8%、求人媒体は0.17億円、その他は0.09億円だった。サービス別利益は非開示。人材紹介ではコンサルタント6名を採用し、広告・SEOも強化したが、先行費用が中間期の損失につながった。

財務安全性

総資産8.03億円、純資産6.12億円、自己資本比率76.2%で、財務の厚みはある。一方、営業CFは0.89億円、投資CFは0.04億円、財務CFは0.05億円の流出となり、現金同等物は期首から0.98億円減の5.32億円だった。赤字と前払費用増が営業CFを押し下げている。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率非開示当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は-7.4%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

営業利益の変化

営業損失は0.52億円。事業拡大に向けた人員増による人件費と、求職者登録を獲得する広告宣伝費の増加が販管費を押し上げた。

売上規模の確認

売上高は7.02億円。前年中間財務諸表を作成していないため前年同期比較はできず、通期予想16.85億円に対する進捗率は41.6%となる。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は76.2%、純資産は6.11億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業CFは0.89億円の流出。税引前損失0.52億円に加え、前払費用と未払消費税等の減少が資金流出要因となった。通期黒字化には利益だけでなく営業CFの反転も必要である。

販売数量・コスト前提の変動

次期または通期予想は売上高16.85億円、営業利益0.25億円です。計画を見る時は、売上前提よりも営業利益率の前提を先に疑います。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗のどれかが崩れると、利益の薄い会社ほどすぐ数字に出ます。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

市場はまだ信用しにくい内容です。売上、利益率、キャッシュのうち少なくとも一つがはっきり改善しないと、決算を買う理由は作りにくいでしょう。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

中間期は売上高7.02億円、営業損失0.52億円、中間純損失0.35億円だった。人材紹介を中心に売上を確保したものの、採用と広告への先行投資を吸収できていない。自己資本比率は高いが、営業CFの流出を伴う赤字であり、下期の成約増が重要となる。

来期見通し

通期予想は売上高16.85億円、営業利益0.25億円、経常利益0.24億円、純利益0.14億円、EPS17.58円で据え置いた。中間期の営業赤字から黒字へ転換するには、下期売上の積み上げと、人件費・広告費に対する成約効率の改善が前提となる。

総合判断

総合判断は弱気。自己資本比率76.2%は下支えになるが、中間期は営業損失0.52億円、営業CF流出0.89億円で、通期黒字計画には下期の大幅な採算改善が必要である。人材紹介の成約数と広告・採用費の回収速度を確認したい。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年12月期 中間決算短信〔日本基準〕(非連結)」、レックスアドバイザーズ、開示日: 2026-08-13