決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 99.77億円 | 91.59億円 | +8.9% | 114.8億円 | 86.9% |
| 営業利益 | 27.19億円 | 28.46億円 | -4.5% | 23億円 | 118.2% |
| 経常利益 | 27.35億円 | 28.39億円 | -3.7% | 22.6億円 | 121.0% |
| 純利益 | 22.28億円 | 19.11億円 | +16.6% | 24.7億円 | 90.2% |
| EPS | 48.45円 | 41.81円 | +15.9% | 53.99円 | 89.7% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性や一時要因がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +15.9% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| 自己資本比率 | 55.4% | 決算短信の財政状態 | 財務の厚みを確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は27.3%、総資産経常利益率は14.8%です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
売上規模の確認
売上高は99.77億円、前年比は+8.9%です。スキー場運営と季節性の環境を踏まえると、売上の伸びだけではなく、営業利益にどれだけ残ったかを見る必要があります。
営業利益の変化
営業利益は27.19億円、前年比は-4.5%です。増益なら利益率の維持、減益ならコストや投資負担の内訳が焦点になります。
財務基盤
総資産は184.93億円、純資産は109.14億円、自己資本比率または資本合計比率は55.4%です。利益水準がぶれる局面では、資本の厚みが下支えになります。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
今回の短信サマリーだけでは営業キャッシュ・フローの確認に限界があります。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件、投資支出で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは評価しきれません。
通期計画の前提
通期予想は売上高114.8億円、営業利益23億円、経常利益22.6億円、純利益24.7億円です。計画を見る時は、売上前提よりも営業利益率の前提を先に疑います。
市場評価の変動可能性
決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。利益率、営業CF、次の会社計画が同じ方向にそろうかが見直しの条件になります。
財務安全性
財務安全性では、総資産184.93億円、純資産109.14億円、自己資本比率または資本合計比率55.4%を確認します。キャッシュ・フローは短信本文の追加確認が必要ですが、まずは利益と財務のバランスを外さないことが大切です。
業界動向との関連
業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。
株価への示唆
中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高99.77億円(+8.9%)、営業利益27.19億円(-4.5%)、純利益22.28億円(+16.6%)という内容でした。ここで見たいのは、きれいな増収コメントではなく営業利益の質です。本業の収益力とは異なる要因が混じると、株価の評価は長続きしません。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上高114.8億円、営業利益23億円、経常利益22.6億円、純利益24.7億円、EPS53.99円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。
総合判断
総合判断は中立。判断の根拠は、売上高99.77億円、営業利益27.19億円、純利益22.28億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年7月期第3四半期 決算短信[日本基準](連結)」、日本スキー場開発、開示日: 2026-06-05