G-シンメンテHD 6086 2027年2月期第1四半期決算 売上高75.65億円(+12.2%) 営業利益: 4.98億円 売上高: 75.65億円 三機サービスと株式交換 統合影響は通期予想に未反映

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高75.65億円67.44億円+12.2%333.67億円22.7%
営業利益4.98億円4.45億円+11.7%20.01億円24.9%
経常利益4.97億円4.72億円+5.3%20.10億円24.7%
純利益3.62億円3.05億円+18.8%13.23億円27.4%
EPS19.22円16.15円+19.0%70.1円27.4%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率+19.0%当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は6.6%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

営業利益の変化

緊急メンテナンスは新規顧客と既存顧客の対象店舗・工種が増加した。予防メンテナンスでも空調、冷凍・冷蔵機器の点検、「Pメンテ」、空調洗浄ロボットの展開が売上増につながった。

売上規模の確認

売上高は75.65億円、前年比は+12.2%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は42.0%、純資産は45.25億円です。ここが薄い会社では、赤字の大小よりも赤字が何四半期続けられるかを市場は見ます。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

販売数量・コスト前提の変動

通期予想は売上高333.67億円、営業利益20.01億円で据え置いた。ただし、2026年7月15日に発表した三機サービスとの経営統合影響は金額を見積もれず、予想に含めていない。後日の業績予想修正の有無が焦点となる。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

財務安全性

財務安全性では、総資産107.73億円、純資産45.25億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率42.0%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。

業界動向との関連

人手不足や設備の高齢化により、多店舗・多施設企業のメンテナンス外注需要は底堅い。シンメンテHDと三機サービスの統合で対応エリアや工種の拡大が見込まれる反面、客先と協力会社の重複、システム統合、人員配置には調整負担が生じる。

株価への示唆

第1四半期の進捗は営業利益24.9%、純利益27.4%で、通期計画に対して極端な遅れは見られない。ただし、株価は単独業績だけでなく、株式交換比率と統合後の収益予想を織り込む局面に入った。統合コストやシナジーの定量化がない段階で、従来の進捗率だけで評価するのは難しい。

今期の総括

今期は売上高75.65億円(+12.2%)、営業利益4.98億円(+11.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益3.62億円(+18.8%)という内容でした。ここで見たいのは、きれいな増収コメントではなく営業利益の質です。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。本業の収益力とは異なる要因が混じると、株価の評価は長続きしません。

来期見通し

2027年2月期は売上高333.67億円(前期比11.4%増)、営業利益20.01億円(同7.8%増)、純利益13.23億円(同6.8%増)を計画する。予想は据え置いているが、三機サービスの子会社化影響は未反映である。統合後の業績範囲と一時費用が開示されるまで、現行計画の単純比較には限界がある。

総合判断

総合判断は中立である。第1四半期は増収増益で、通期計画に対する進捗も概ね4分の1に達した。一方、三機サービスとの経営統合により、業績比較の前提が変わる。統合後の売上高ではなく、利益率、統合費用、営業CFが次の判断材料となる。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、G-シンメンテHD、開示日: 2026-07-15