決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 491.08億円 | 362.53億円 | +35.5% | 1930億円 | 25.4% |
| 営業利益 | 80.32億円 | 37.72億円 | +112.9% | 285億円 | 28.2% |
| 経常利益 | 82.42億円 | 37.04億円 | +122.5% | 285億円 | 28.9% |
| 純利益 | 56.86億円 | 24.77億円 | +129.5% | 190億円 | 29.9% |
| EPS | 85.09円 | 37.09円 | +129.4% | 284.29円 | 29.9% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
CKDは2027年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)で報告セグメントを開示している。当期の全社売上高は491.08億円、営業利益は80.32億円である。セグメント利益と全社利益の間には調整額が含まれる場合があるため、事業別の採算は開示されたセグメント注記に沿って確認する。
財務安全性
財務安全性では、総資産2419.18億円、純資産1604.70億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率66.3%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +129.4% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は16.4%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
営業利益の変化
営業利益は80.32億円、前年比は+112.9%です。増益そのものより、営業利益率16.4%が次の四半期でも保てるかが見られます。
売上規模の確認
売上高は491.08億円、前年比は+35.5%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は66.3%、純資産は1604.70億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
四半期決算短信ではキャッシュ・フロー計算書が開示されていません。営業キャッシュ・フローと利益の対応は、通期決算で確認します。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期予想は売上高1930億円、営業利益285億円です。計画を見る時は、売上前提よりも営業利益率の前提を先に疑います。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗のどれかが崩れると、利益の薄い会社ほどすぐ数字に出ます。
市場評価の変動可能性
今回の短信だけでは株価の反応や市場評価は判断できません。次回は売上高、営業利益率、セグメント別の利益を今回実績と比較します。
業界動向との関連
同業比較や市場シェアの資料は今回の確認対象に含めていません。本稿は決算短信に記載された売上高、利益、セグメント実績を基準に整理しています。
株価への示唆
中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高491.08億円(+35.5%)、営業利益80.32億円(+112.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益56.86億円(+129.5%)という内容でした。営業利益と純利益の増減率に差がある場合は、営業外損益、特別損益、税金費用の内訳をあわせて確認します。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上高1930億円、営業利益285億円、経常利益285億円、純利益190億円、EPS284.29円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。
総合判断
総合判断は中立。判断の根拠は、売上高491.08億円、営業利益80.32億円、純利益56.86億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。株価評価は本稿の確認範囲外です。
期中レビュー完了の反映
CKDは2026-10-07に「2027年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)」を開示しました。2026年8月10日に公表した四半期連結財務諸表から数値の変更はありません。10月7日付で公認会計士等による期中レビューが完了したことが追加で開示されました。レビューは同日の取締役会で決議された株式売出しに関連して実施されたものです。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- CKD株式会社「2027年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年8月10日公表(公式IRライブラリー)
- CKD株式会社「2027年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)」、2026年10月7日公表(公式IR情報)