決算サマリー
| 項目 | 第1四半期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期会社計画 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 207億円 | 229億円 | -9.9% | 900億円 |
| 営業利益 | 4億円 | -3億円 | 黒字化 | 45億円 |
| 純利益 | 0.4億円 | 0.5億円 | -23.5% | 15億円 |
| EPS | 1.26円 | 1.65円 | -23.6% | 50.43円 |
営業黒字化は進んだが、経常損益の赤字が残る点に注意が必要である。
定量評価
第1四半期EPSは1.26円、通期予想EPSは50.43円、自己資本比率は27.0%である。2026年5月12日観測の株価800円に対し、通期予想EPSでみたPERは約15.9倍となる。
ポジティブ要因
営業黒字化
営業損益は前年同期の赤字から黒字化し、採算改善が見える。
通期営業増益計画
通期営業利益は45億円、前年比69.0%増を見込む。
純利益黒字維持
経常赤字ながら四半期純利益は黒字を確保した。
リスク要因
経常赤字
営業黒字でも経常損益は赤字で、為替や金融費用の影響に注意が必要である。
自己資本比率
自己資本比率は27.0%で、財務安全性は高いとは言いにくい。
機械需要
当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。
財務安全性
総資産は1,192億円、純資産は325億円、自己資本比率は27.0%で低めである。機械メーカーとして在庫、為替、設備投資の影響を受けやすく、営業黒字の継続と財務改善が重要となる。
業界動向との関連
縫製機器や産業機器は設備投資サイクルの影響を受ける。需要回復局面では利益が伸びる可能性がある一方、顧客投資が遅れる場合は計画達成が難しくなる可能性がある。
株価への示唆
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 10倍 | 50.43円 | 504円 |
| 中立 | 12倍 | 50.43円 | 605円 |
| 強気 | 15倍 | 50.43円 | 756円 |
現在株価は強気シナリオをやや上回る。通期営業利益の達成が見える場合は評価維持の可能性があるが、経常赤字が続く場合は下振れリスクがある。
今期の総括
第1四半期は減収ながら営業黒字化した点が前進である。ただし経常赤字と自己資本比率の低さが残り、回復途上の決算といえる。
来期見通し
2026年12月期通期は売上高900億円、営業利益45億円、純利益15億円を計画する。営業利益率改善が前提であり、需要回復と為替安定が重要である。
総合判断
総合判断は中立である。営業黒字化は評価できるが、経常赤字と財務面の弱さが残る。次回は売上回復と経常損益の黒字化を確認したい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- JUKI株式会社「2026年12月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月12日開示