決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1923.26億円 | 1741.94億円 | +10.4% | 2550億円 | 75.4% |
| 営業利益 | 114.57億円 | 66.28億円 | +72.8% | 153億円 | 74.9% |
| 経常利益 | 108.73億円 | 51.41億円 | +111.5% | 133億円 | 81.8% |
| 純利益 | 66.29億円 | 36.40億円 | +82.1% | 75億円 | 88.4% |
| EPS | 304.28円 | 161.29円 | +88.7% | 344.2円 | 88.4% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
短信の報告区分は機械工具、部品、その他です。調整額を含む連結営業利益と区分利益は一致しないため、区分利益の合算を連結値として扱いません。
機械工具は売上606億4百万円(11.1%増)、営業利益38億10百万円(52.6%増)。部品は売上1,170億77百万円(7.9%増)、営業利益59億50百万円(60.8%増)。その他は売上146億43百万円(31.6%増)で、短信説明では営業利益も増加しました。
財務安全性
自己資本比率は52.1%。四半期短信には当期キャッシュフロー計算書がなく、CFの方向は把握できません。総資産や負債の最新値だけで投資余力を断定せず、中間・通期報告で運転資金と借入の変化を確認します。
定量評価
| 指標 | 今回 | 確認できる範囲 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS | 決算サマリー参照 | 前年同期比を同表に記載 | 1株利益の伸びと営業利益の動きを併せて確認します。 |
| ROIC | 開示なし | 決算短信に記載なし | 必要な投下資本情報がないため独自算定していません。 |
| PER | 市場データ未使用 | 比較未実施 | 株価と予想利益の観測値を含めず、決算情報に限定します。 |
今回の判断材料は、売上高だけでなく営業利益率、会社計画、財務数値の組み合わせです。
ポジティブ要因
3区分すべてで売上が増加し、機械工具・部品の営業利益はそれぞれ52.6%、60.8%増でした。営業利益率の改善は広がっていますが、その他を含む全社との調整額があるため、合計値の単純比較は避けます。
リスク要因
為替・地域需要の変動に加え、欧米・中国・アセアン別の需要構成が業績に影響します。通期予想は7月発表から変更されておらず、残る四半期で季節性を踏まえた着地が必要です。
業界動向との関連
建機需要の回復に加え、自動化・合理化、調達コストダウンが寄与したと会社は説明しています。需要地域の変化と構造改革効果の持続性を次回の通期開示で見ます。
短信にない同業比較や市場規模の数値は加えず、会社が開示した事業環境と実績に絞って評価します。
株価への示唆
決算の評価は次の開示で利益率とキャッシュフローが維持されるかに左右されます。通期予想は売上高2,550億円、営業利益153億円、経常利益133億円、純利益75億円で据え置き。累計営業利益は114億57百万円で約75%進捗です。国内・海外売上はそれぞれ907億63百万円(5.8%増)、1,015億62百万円(14.9%増)でした。 現時点の財務情報から株価水準や目標価格を算定することはできません。
今期の総括
売上高10.4%増、営業利益72.8%増。会社は欧米・中国の建設機械向けやアセアンの市販需要を挙げ、構造改革・調達コスト低減も寄与しました。営業利益の伸びが通期計画に続くかが焦点です。
来期見通し
通期予想は売上高2,550億円、営業利益153億円、経常利益133億円、純利益75億円で据え置き。累計営業利益は114億57百万円で約75%進捗です。国内・海外売上はそれぞれ907億63百万円(5.8%増)、1,015億62百万円(14.9%増)でした。
総合判断
投資スタンスは中立です。3区分すべてで売上が増加し、機械工具・部品の営業利益はそれぞれ52.6%、60.8%増でした。営業利益率の改善は広がっていますが、その他を含む全社との調整額があるため、合計値の単純比較は避けます。 会社計画の修正有無と次回の利益率を確認し、今回の増減が継続するかを判断します。
出典
- 「2026年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、不二越、開示日: 2026-10-05。数値は会社開示に基づき独自に要約。
- 不二越 公式IR