決算サマリー

売上高は26,877百万円で前期比6.7%減、営業損失は943百万円、経常損失は384百万円、親会社株主に帰属する当期純損失は2,220百万円でした。営業利益率はマイナス3.5%です。

2027年3月期会社予想は、売上高28,000百万円、営業利益200百万円、経常利益550百万円、親会社株主に帰属する当期純利益100百万円です。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

定量評価

EPSは2026年3月期実績でマイナス422.34円、2027年3月期会社予想で19.03円です。予想では赤字から黒字へ転換する計画です。

2026年5月12日観測の株価1,031円を用いると、予想PERは約54.2倍です。ROICは決算短信の開示情報だけでは算定不可です。ROEはマイナス9.6%、自己資本比率は50.5%でした。

ポジティブ要因

来期は売上高4.2%増、営業利益200百万円の黒字転換を見込んでいます。自己資本比率は50.5%で、赤字決算でも財務基盤は一定程度残っています。

配当は年35円、来期予想は40円です。ただし、配当の持続性は黒字転換の進捗に依存します。

リスク要因

営業損失、経常損失、純損失を計上しており、収益構造の立て直しが課題です。営業キャッシュ・フローも724百万円のマイナスで、事業からの資金流出が発生しています。

当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。来期黒字転換計画が遅れる場合、株価評価に下押し圧力がかかる可能性があります。

財務安全性

総資産45,106百万円、純資産25,265百万円、自己資本比率50.5%です。現金及び現金同等物は5,401百万円でした。

財務面は一定の余力がありますが、赤字と営業キャッシュ・フローのマイナスが続く場合、資金余力は低下します。

業界動向との関連

電源、精密機器、メカトロ関連の需要は、製造業の設備投資、電子部品市況、海外需要に左右されます。固定費負担が重い事業では、売上減少が利益に大きく響きます。

株価への示唆

予想PER約54.2倍は、黒字転換後の利益水準がまだ小さいことを示します。株価が評価されるには、黒字転換だけでなく利益額の拡大が必要です。

株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

今期は赤字決算で、売上減少と採算悪化が重なりました。財務は一定程度保たれていますが、営業キャッシュ・フローの改善が課題です。

来期見通し

来期は黒字転換を見込んでいます。会社予想は外部環境により変動する可能性がありますが、まずは営業黒字の達成が最重要です。

総合判断

総合判断は弱気である。来期黒字転換計画はありますが、今期赤字と高い予想PERを踏まえると、業績回復の確認が必要です。

出典

会社開示資料「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」。