決算サマリー
| 項目 | 再訂正後実績 | 前期 | 増減率 | 2027年3月期予想 |
|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | 154.40億円 | 32.41億円 | +376.5% | 267.52億円 |
| 営業利益 | 16.01億円 | 1.35億円 | 大幅増 | 89.57億円 |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | -10.61億円 | 0.78億円 | 赤字転落 | 58.20億円 |
| 営業CF | 39.39億円 | - | - | - |
売上収益は大きく伸びたが、最終損益は赤字である。営業利益は再訂正で増えたものの、営業CFは下がった。数字は派手だが、利益の質とキャッシュの質を分けて見ないと読み違える。
訂正・再訂正前後の比較
| 項目 | 5月15日当初 | 5月29日訂正後 | 6月5日再訂正後 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 155.00億円 | 154.40億円 | 154.40億円 |
| 営業利益 | 17.95億円 | 14.51億円 | 16.01億円 |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | -9.51億円 | -11.78億円 | -10.61億円 |
| 営業CF | - | 45.70億円 | 39.39億円 |
| 期末自己株式数 | - | 520,100株 | 10,520,100株 |
5月29日の訂正では利益の見え方が悪化したが、6月5日の再訂正では当期損失が少し縮小した。とはいえ、営業CFは下方修正され、自己株式数も大きく変わっている。投資家が見るべきポイントは、売上成長の大きさより、利益の質、キャッシュの質、会計処理の安定性である。
財務・キャッシュフロー
| 項目 | 再訂正後 |
|---|---|
| 資産合計 | 188.96億円 |
| 営業CF | 39.39億円 |
| 投資CF | -114.69億円 |
| 財務CF | 109.73億円 |
| 現金及び現金同等物 | 48.81億円 |
財務比率だけを見ると極端に弱いわけではない。ただ、営業CFは再訂正で下がり、投資CFと財務CFの振れも大きい。暗号資産関連も含めて数字の変動要因が多く、市場が素直に高成長株として扱いにくい部分である。
総合判断
総合判断は中立である。6月5日の再訂正で赤字幅は縮小したが、営業CFは下方修正され、自己株式数も大きく変わった。次に見るべきは、暗号資産要因を除いた事業本体の利益、自己株式認識後の1株指標、そして2027年3月期予想の実現可能性である。
出典
- 「2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」、コンヴァノ、開示日: 2026-05-15
- 「(訂正・数値データ訂正)『2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)』の一部訂正について」、コンヴァノ、開示日: 2026-05-29
- 「(再訂正・数値データ訂正)2026年3月期決算短信〔IFRS〕(連結)の一部訂正について」、コンヴァノ、開示日: 2026-06-05