G-ログリー 6579 2027年3月期第1四半期決算 売上高3.46億円(-5.8%) 営業利益: -0.21億円 売上高: 3.46億円 リスク: 為替変動 受注採算・案件進捗 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高3.46億円3.67億円-5.8%14.09~15.00億円23.1~24.6%
営業利益-0.21億円-0.21億円ほぼ横ばい-0.40~0.15億円該当なし
経常利益-0.25億円-0.27億円赤字縮小-0.46~0.12億円該当なし
純利益-0.33億円-0.29億円赤字拡大-0.46~0.08億円該当なし
EPS-8.68円-7.71円赤字拡大-12.10~2.22円該当なし

通期予想はレンジで開示されている。利益計画は赤字から黒字まで幅があるため、利益進捗率は算定していない。

セグメント

ログリーグループはネイティブ広告プラットフォーム事業の単一セグメントであり、サービス別売上高・利益は開示していない。「LOGLY Ads Context」は広告効果と顧客関係の改善で収益性が向上したものの、広告受注全体は回復していない。一方、ウルテク、EGG、AdsOmniなど新規事業の売上が伸び、事業ポートフォリオの転換が進んだ。

財務安全性

財務安全性では、総資産7.89億円、純資産3.71億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率47.1%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率赤字拡大当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は-6.1%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

営業利益の変化

営業利益は-0.21億円です。赤字が残る決算では、売上成長より固定費吸収と採算の確認が先になります。

売上規模の確認

売上高は3.46億円、前年比は-5.8%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は47.1%、純資産は3.71億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

販売数量・コスト前提の変動

通期予想は売上高14.09~15.00億円、営業損益は0.40億円の赤字から0.15億円の黒字までのレンジで据え置いた。新規事業の収益化が遅れれば赤字側へ寄る可能性がある。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

市場はまだ信用しにくい内容です。売上、利益率、キャッシュのうち少なくとも一つがはっきり改善しないと、決算を買う理由は作りにくいでしょう。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

売上高3.46億円(5.8%減)、営業損失0.21億円、純損失0.33億円となった。既存広告の受注回復が遅れるなか、新規事業の伸長だけでは全社黒字に届いていない。現預金も前期末から0.46億円減っており、損失縮小と資金確保を並行して見る必要がある。

来期見通し

通期予想は売上高14.09~15.00億円、営業損益マイナス0.40~プラス0.15億円、純損益マイナス0.46~プラス0.08億円である。会社は既存事業の構造改革、新規事業の収益化、金融機関からの資金調達を進める。黒字レンジの達成には第2四半期以降の広告受注回復が必要となる。

総合判断

総合判断は弱気。3期連続の営業損失後も第1四半期に0.21億円の営業赤字が残り、純資産は前期末から0.44億円減少した。新規事業の売上成長、既存広告の受注回復、通期営業黒字レンジへの接近を次回確認したい。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、G-ログリー、開示日: 2026-08-13