決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3.46億円 | 3.67億円 | -5.8% | 14.09~15.00億円 | 23.1~24.6% |
| 営業利益 | -0.21億円 | -0.21億円 | ほぼ横ばい | -0.40~0.15億円 | 該当なし |
| 経常利益 | -0.25億円 | -0.27億円 | 赤字縮小 | -0.46~0.12億円 | 該当なし |
| 純利益 | -0.33億円 | -0.29億円 | 赤字拡大 | -0.46~0.08億円 | 該当なし |
| EPS | -8.68円 | -7.71円 | 赤字拡大 | -12.10~2.22円 | 該当なし |
通期予想はレンジで開示されている。利益計画は赤字から黒字まで幅があるため、利益進捗率は算定していない。
セグメント
ログリーグループはネイティブ広告プラットフォーム事業の単一セグメントであり、サービス別売上高・利益は開示していない。「LOGLY Ads Context」は広告効果と顧客関係の改善で収益性が向上したものの、広告受注全体は回復していない。一方、ウルテク、EGG、AdsOmniなど新規事業の売上が伸び、事業ポートフォリオの転換が進んだ。
財務安全性
財務安全性では、総資産7.89億円、純資産3.71億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率47.1%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF非開示、投資CF非開示、財務CF非開示、現金及び現金同等物の期末残高非開示です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | 赤字拡大 | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は-6.1%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
営業利益の変化
営業利益は-0.21億円です。赤字が残る決算では、売上成長より固定費吸収と採算の確認が先になります。
売上規模の確認
売上高は3.46億円、前年比は-5.8%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は47.1%、純資産は3.71億円です。資本の厚みは確認できますが、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。
販売数量・コスト前提の変動
通期予想は売上高14.09~15.00億円、営業損益は0.40億円の赤字から0.15億円の黒字までのレンジで据え置いた。新規事業の収益化が遅れれば赤字側へ寄る可能性がある。
市場評価の変動可能性
決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。
業界動向との関連
業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。
株価への示唆
市場はまだ信用しにくい内容です。売上、利益率、キャッシュのうち少なくとも一つがはっきり改善しないと、決算を買う理由は作りにくいでしょう。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
売上高3.46億円(5.8%減)、営業損失0.21億円、純損失0.33億円となった。既存広告の受注回復が遅れるなか、新規事業の伸長だけでは全社黒字に届いていない。現預金も前期末から0.46億円減っており、損失縮小と資金確保を並行して見る必要がある。
来期見通し
通期予想は売上高14.09~15.00億円、営業損益マイナス0.40~プラス0.15億円、純損益マイナス0.46~プラス0.08億円である。会社は既存事業の構造改革、新規事業の収益化、金融機関からの資金調達を進める。黒字レンジの達成には第2四半期以降の広告受注回復が必要となる。
総合判断
総合判断は弱気。3期連続の営業損失後も第1四半期に0.21億円の営業赤字が残り、純資産は前期末から0.44億円減少した。新規事業の売上成長、既存広告の受注回復、通期営業黒字レンジへの接近を次回確認したい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、G-ログリー、開示日: 2026-08-13